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映像・写真の壁一面鑑賞のススメ|買ってよかったもの 2020

こんにちは、Takuma-san (takuma3_) です。

はじめに

2020年は誰にとっても未曾有の事態でした。まだまだ予断を許さない状況が続いていますが、私たち人類はなんとか乗り切っていけると信じています。

さて、みなさんも、新しい生活様式のため、少しでもストレスを減らすなどのため、いろいろ購入してみて、うまくいったり、失敗したりしたと思います。私もそんな一人です。

多くの失敗を重ねましたが、中にはみなさんにご紹介したいと思えるものもありました。生活のクオリティが上がったと思うものを何回かに分けて、ご紹介します。

まずは、4K画質のプロジェクタです。

より具体的に言えば、BenQ ホームシネマプロジェクター HT3550 です。

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購入経緯

なぜ、4Kプロジェクタを購入したのか。

コロナ禍が騒がれ始め緊急事態宣言が発布された2020年春、大衆娯楽が停止しました。映画やスポーツ観戦、演劇、音楽ライブ、エトセトラ、etc。特に映画館での映画鑑賞が好きな家族なので、映画が見られなくなったことが私たちにとって大きなストレスでした。映画館での公開延期や、撮影ストップといった報道も聞こえ始めました。

「これは、オンラインで映像配信される機会がどんどん増えるに違いない。リアルイベントを超えて主流にさえ成るかも」と予測し、家にいながら大画面で映像を楽しめるようにしたい、と思い立ちました。

また、ご近所迷惑は気にしつつも、できれば映画館になるべく近い音響も欲しい。ですが、予算の限度もある。スピーカも一体になったプロジェクタをネットの海で探しまわったところ、見つけたのが BenQ の HT3550 でした。

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取付|使うハードルをとにかく下げる

オーディオルームやビデオルームなどといった部屋は有るはずもなく、購入して数週間は、プロジェクタを箱から出しては仕舞ってを繰り返していました。配置やピントのセッティングなどがとても煩わしかったです。

これでは徐々に使わなくなってしまう、とあせりを感じました。

常に出しておきたい。しかし、賃貸住宅なので天井などに固定するのは難しい。テーブルの上に置くのは、そもそもそのスペースが確保できないから出しては仕舞ってを繰り返していたのだから難しい。

解決策を模索しました。

最終的に、テーブルの下に吊り下げるアイデアを思いつき、天井への吊り下げ用の金具を購入し、テーブルの裏に取り付けました。

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壁一面の映像|体験の質の圧倒的向上

取り付けた結果は以下の写真のとおりです。テーブルの下から斜め上に映像を投影しています。プロジェクタの仰角はしっかり固定してありますので、テーブルを決めた位置に置くだけでベストな投影ができるようになりました。ケーブルの抜き差し保管も面倒なので、保管時は天吊金具の支柱に巻き付けています。

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写真は、晴天の昼間にカーテンを閉めて、iPad から HDMI ケーブル経由で映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見ているところです。十分な光量でハッキリくっきり視聴できます。音もばっちり腹に響きます。

自宅の中で壁一面が空いているのがこの寝室だけなので、その壁に直接投影しています。

スクリーン (幕) は張っていません。壁紙の色が薄く、凹凸も少なければ、スクリーンは無くても耐えられる思います。我が家の壁は薄いレモン色なので、それに合わせてプロジェクタの色温度を設定してみたところ、白色も十分白くなりました。

次は、2020年8月16日にサカナクション初のライブストリーミング公演「 SAKANAQUARIUM 光」を見はじめたときの写真です。

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これからますます増えていくであろう、オンライン配信ライブも、ディスプレイで見るのと、壁一面で見るのとでは、体験としてまったく異なるものでした。部屋一面が、真っ赤に染まったり、青くゆらめいたりした瞬間は今も鮮明に覚えています。

みなさんのご家庭のTVやPCモニタがどのくらい大きいかはわかりかねますが、騙されたと思ってプロジェクタを使ってご自宅で壁一面の映像を体験してみてください。作品の印象が完全に変わります。

YouTubeなども、壁一面で見ると趣が変わるのでオススメです。

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大画面の写真|新たな鑑賞方法の気づき

次に、「写真を4Kプロジェクタで見てみると楽しい」ということを紹介させてください。
まずは動画をご覧ください。

愛機 SIGMA fp (Amazon) を片手に散歩した、秋の日のスライドショーです。プロジェクタの購入当初は想定していませんでしたが、撮影した写真を大画面で見返すのはとても楽しい体験です。

iOSのスライドショー機能に、メモリーというものがあります。写真が日付やジャンルで自動的に分類され、いい雰囲気のBGMが自動でついて流し見ることができます。思いも寄らない順番や組み合わせで登場する点が、特に気に入っています。

おいしかった食事は写真に残しています。楽しい食事の記憶は、家族と振り返って話をするのにももってこいです。


一般に、写真の楽しみ方の一つとして、大きく印刷してみることがよく紹介されます。スマホやPCの画面とは異なる風合いやサイズでの鑑賞は確かに楽しいものです。ですが、自宅で印刷するにしても多少は印刷代もかかりますし、大きさも限定的です。印刷した後の保管も問題になりがちです。

そこで、4Kプロジェクタを使って壁一杯に写真をスライドショーするのです。大きい写真はとにかく良いです。自分でも気づかなかったディテールにハッとさせられます。


写真家 ソール・ライター は、生前経済的な理由から撮影したフィルムをプリントせず、時に友人を招きプロジェクタを使ってスライドショーにすることもあったそうです。彼の展示ではその雰囲気を似せたと思われるインスタレーションがありました。プロの展覧会でも壁一面の写真はとても珍しいものですが、このような体験が自宅でできるだけでも、十分元が取れたと感じています。

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おわりに

いかがでしたか。
買って良かったもの「4Kプロジェクタ BenQ HT3550」のご紹介は以上となります。

ステイホームな生活はまだまだ続くと思いますが、私たちの新たな暮らしに寄り添った面白いコンテンツが生まれてくることもまた確かです。それらを満喫するためにも、4Kプロジェクタはオススメです。

SIGMA fp はずっとオススメです。

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