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企業法務insiders

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ビジネスの現場と法令との間で葛藤&奮闘する企業法務の「中の人」たちが書くnoteを集めたマガジン。「中の人」の定義は広めで。
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2020年9月の記事一覧

【社労士】芦原労判ゼミ #12(予告)

12回目は、10/19(月)6時半、Zoom+会場でやりましょう。 ※時間に注意!!! 既にMLに登録…

芦原一郎
3年前
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労働判例を読む#30

「学校法人武相学園(高校)事件」東京高裁平29.5.17判決(労判1181.54) (2018.12.14 初掲載…

芦原一郎
3年前
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経営組織論と『経営の技法』#161

CHAPTER 7.4.1:個人の意思決定と集団の意思決定 ①集団の意思決定の良さ#1  まず、個人で行…

芦原一郎
3年前
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経営組織論と『経営の技法』#160

CHAPTER 7.4:グループダイナミクス  ここまで1人で行う意思決定と複数の人で行う意思決定を…

芦原一郎
3年前
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経営組織論と『経営の技法』#159

CHAPTER 7.3.3:ゴミ箱モデルによる決定  すでに述べたように、ゴミ箱モデルによる意思決定で…

芦原一郎
3年前
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経営組織論と『経営の技法』#158

CHAPTER 7.3.2:意思決定のゴミ箱モデル  では、このような曖昧な状況において、何かしらの意…

芦原一郎
3年前
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経営組織論と『経営の技法』#157

CHAPTER 7.3.1:組織における曖昧さ  このような組織を取り巻く曖昧さには4つのものがあります。それらは、意図の曖昧さ、理解の曖昧さ、歴史の曖昧さ、そして組織の曖昧さです。  意図の曖昧さというのは、組織の目的や好みが複数の、矛盾する、一貫性のない、不明瞭である状態をいいます。こうなると、意思決定をするための最適、あるいは満足に基づいて意思決定するのが難しくなってしまいます。  理解の曖昧さとは、何かを行った時に起こる結果が曖昧であることを指します。よく知らないメニ

労働判例を読む#190

「一般財団法人あんしん財団事件」最高裁三小R2.3.10決定(労判1220.133) (2020.9.25 初掲載…

芦原一郎
3年前
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経営組織論と『経営の技法』#156

CHAPTER 7.3:曖昧さの中での意思決定  ここまで説明してきた最適化による意思決定であっても…

芦原一郎
3年前
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労働判例を読む#189

「国・平塚労基署長(旧ワタミの介護株式会社)事件」東京地裁H30.5.30判決(労判1220.115) …

芦原一郎
3年前
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経営組織論と『経営の技法』#155

CHAPTER 7.2.2:適応行動としての制約された合理性モデル ②価値判断と事実判断  話を戻して…

芦原一郎
3年前
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労働判例を読む#29

「学校法人明治大学(准教授・制限措置等)事件」東京地裁平29.9.29判決(労判1181.27) (201…

芦原一郎
3年前
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経営組織論と『経営の技法』#154

CHAPTER 7.2.2:適応行動としての制約された合理性モデル ①適応行動  また、最適モデルでは…

芦原一郎
3年前
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経営組織論と『経営の技法』#153

CHAPTER 7.2.1 Column:選択バイアス  意思決定において合理的に振る舞おうと思っても特定の方向に偏ってしまうのは、意思決定におけるさまざまな偏りによることが少なくありません。つまり、合理的なプロセスを踏んでいたとしても、そこで検討される情報そのものが偏りのあるものであれば、当然ながら意思決定は歪んでしまいます。  有名な次の逸話を紹介しましょう。第2次世界大戦中、アメリカは戦闘機の機能向上のため、帰還した戦闘機の弱い部分についての調査を行い、データを集めてい