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チームのみんなへ。コロナ危機で小さな僕らが出来ること。

※この記事は、僕達& Supplyが関わるメンバーへ向けたメッセージです。
この緊急時に、自分がどのように考え、自分達がどのようにこの危機を乗り越えたかを記録に残すため、noteに記します。


皆さま、お疲れ様です!

遂に土日の自粛指令が東京都から出てしまいました。
僕らの運営店舗であるLOBBYも、一旦週末は営業自粛をすることになりましたが、これはあくまで序章であり、今後状況はより悪化していくものと見ています。

世界的な非常事態で、色々な産業が厳しい状況に直面している中で、全体最適が考えられた施策が投入されることはないと思った方が良い。

お肉券等が検討されている通り、僕らのような小さい会社、フリーランスが集結したようなチームへ対する保障は、今の政府の意思決定者を見る限り、優先順位は低いでしょう。

こんな状況を乗り越えるために何が出来るか。
国の決定に依存するのでなく、環境変化の中だからこそ、自分達で出来ることは必ずあるはず。

自分自身としても記録に残しておきたいと思い、僕の考えをnoteを通して皆に伝えたいと思います。

少し長いですが、社員、アルバイト、パートナー関係なく、全員、最後まで読んでください。


コロナの影響と脅威

僕らのような小さな事業主にとって、コロナの直接的、短期的脅威は、なんといっても経済破綻です。

日本は世界的に見ても普通に生活をしており、僕らも割と呑気にいつも通り過ごしていますが、欧米では外出禁止令が出ていたり、飲食やホテルなどホスピタリティビジネスに休業指令が出たりと政府主導の厳しい対処がとられています。

日本では未だこの処置はなされておらず、自粛レベルにとどまっていますが、K1の強行開催が賛否分かれた話題となっている通り、特定の事業主にはビジネスの存続すら難しい状況になっています。

こんな状況なので、国からの飲食店の休業指令は、この先高い確率で取られ得る手段だと考えています。
その時に、国や行政からビジネス存続のための補償がない場合も大いに考えられます。そうなると、多くのお店は家賃と人件費を払えず、閉店に追い込まれることになります。

僕らは、会社として複数のビジネスに取り組んでいるため、リスクの観点では今のところ分散ができており、すぐにLOBBYの閉店の意思決定に窮することはありません。
ただ、可能性はゼロではありません。

飲食店やイベント企業がなくなれば、デザイン関連の発注者もいなくなり、デザイン事業も立ちいかなくなる。

広告出稿事態に不謹慎の流れができ、広告の自粛が生まれ、広告事業の依頼主もいなくなる。

こんな風に、お店や事業がうまくいっていても、自然災害や、感染病なんていう、どうしようもない神の手で環境が変わってしまうことは今後もあり得ます。(ありえるんだなまじでってびっくりしてるけど笑)

そんな時に、僕らは企業として、個人として何をしておくべきだろう、と日々考えています。

自分を守るために、できることを増やそう

「日々新しいことに挑戦して、できることを増やす」というのが自分を守る方法の一つだと思います。

僕達の力では抗えない出来事によって起きる環境変動は予測できません。

環境変動下では、一つのことしかできない企業、人は、職を失うリスクが高い。
これは、& Supply以外の会社に勤めているメンバーにも、フリーランスで働いてるメンバーにも、誰にも言えることです。

今の自分の仕事環境が、何かの影響でゼロになるかもしれない。
経済は連動しています。今は自分の仕事に関係がない人でも、長期的には、必ずどこかで影響があります。

そして、雇用主やクライアント側の視点に立つと、市場環境が悪化した時、一つの特定のことしか提供できない企業や個人は、ニーズがなくなれば取引をやめざるを得ない。

一方で、変化に強く、常に学ぶ姿勢があり、いろいろな側面で貢献力を持っている企業や人は、環境変化で新たに生まれるニーズに取り組むことを期待され、取引や雇用を維持されるはずです。

自分も発注側であり、発注される側である経営者の立場から、強くそう思います。

だから、日々勉強して、出来ることを増やしましょう。
趣味で取り組んでいることに本気で力をかけて、仕事にすることを目指すのもいい。興味があることを勉強してみてもいい。

僕らが提供できるものであればぜひ利用してください。

LOBBYを通して、経営を学ぶ、お酒を学ぶ、サービスを学ぶ。
&Supplyを通して、デザインを学ぶ。
僕を通して、広告運用のスキルを学ぶ。
など、自分次第で、僕らを利用して学べることはたくさんあります。

LOBBYや僕らの会社を通してでなくても、自分で学んでスキルを身につけることはもちろん可能です。

できることが増えた時、そのできることを掛け合わせると自分の強みにななる。ビジネスが分かるアーティスト、SNSに強いバーテンダー、YouTubeが得意な法律家、など。

企業に加えて、個人レベルでも複数の事業ポートフォリオを持つことは、この先非常に重要になると思っています。

環境変化は新しいニーズが生まれる

もう一つ。環境変化はチャンスでもあります。
僕達のような小さな事業体でも、新しく生まれるニーズをいち早く察知し、素早く対応でれば、一気にポジションを取ることができます。

テレワークが促進され、在宅時間が増えると、可処分時間が増えます。
となると、今後は家の中で過ごす時間を充実させるコンテンツやプロダクトが伸びるかもしれない。

これまでは、あまりに忙しい現代人に合わせて、効率化に向けたサービスが表面化してきたと思います。例えば、誰でも時短で料理を作れるレシピサイトや動画サービス、等。

ただ今後は、家にいる時間が長くなるので、「時間がかかっても満足度が向上できる」コンテンツや、学習系コンテンツが流行るかもしれない。
そうなると、めちゃくちゃ手の混んだ料理を半日かけて作るシェフの動画が見られるかもしれない。

僕らができそうなことでいうと、LOBBYメンバーでは、フィルターコーヒーの美味しい淹れ方のレクチャーコンテンツや、宅飲みでも出来る少しこだわったお酒・カクテルレシピの共有がありそう。

アート・デザイン軸では、レタリングやイラストのHOW TO動画配信や、インテリア向けアート作品の製作など、意外とやれることはたくさんありそうです。

僕らができることで、こんな状況下でも人をちょっとでも幸せにできたり、ポジティブにできると思うと、この状況が結構ワクワクしてきます。

各自が、日々起きる環境変化の断片を見ながら、この先日常的に見られるだろう新しい光景は何かを考え続ける。そして出来ることをすぐに実行していきましょう。

不確実な時代だからこそ、自分を守れるのは自分しかいない

伝えたかったことはこんな感じです。

誤解してもらいたくないんですが、脅すつもりで書いたわけでは全くありません!
僕達に関していえば、なにが起きても、可能な限りLOBBYやスタッフのみんな、RELISHの仲間を守るために動きます。

ただ、今の世の中で起きていることから想定される事実をありのままに伝えたくて、この文章を書きました。

これから、本当に多くの飲食店や小さな会社が閉業に追い込まれていくはず。
この危機を乗り越えるためには、一人ひとりが、思考停止に陥らず、考えて、行動することが必要です。

自分の大切な場所と、大切な人達を守るために、日々考え、出来ることを素早く実行していきましょう。

あと一個大事にしたいのは、明日何が起こるか本当に分からなくなってきた時代だからこそ、日々を楽しんでいきたい。

みんなで新しいことに挑戦して、学んで、楽しんで、このピンチをチャンスに変えていきましょう!

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