オンラインサロンの話と閉じるインターネットの話

最近オンラインサロンにハマっている。オンラインサロンとは特定のテーマがあって、お金を払ってサロンに参加するというアレだ。有名なオンラインサロンとしては西野さんのやってるやつとか、ホリエモンのやってるやつがある。

ちまたではオンラインサロンは宗教っぽいと言われているけど、それは主に人を中心に立てたサロンだと宗教っぽくなるのかなと思っている。例で出した二つはやはりインフルエンサーを中心に運営しているサロンなので、宗教っぽくなるのかなと。

自分はそういうサロンじゃなく、「北海道の経済をもっと元気に(えぞ財団)」とか、「社会課題を学ぶ(リディ部)」とか、そういうビジョンを中心にしたサロンに入っている。

こういうビジョンを中心にしたサロンにももちろん中心人物というのは存在しているんだけど、あくまでビジョンが中心なのでそこにヒエラルキーが発生しにくい。ビジョンにさえ共感できれば、中心人物はある意味交換可能なのだ。

ホリエモンのオンラインサロンはホリエモンが死んだら終わるけど、えぞ財団やリディ部は中心人物が死んでも終わらないだろう。(まだ組織化されていなくて、空中分解してしまったという理由で終わってしまうかもしれないけど)

さてこんなオンラインサロンに入ってみて気づいたことがある。
それは以下のようなことだ。

・参加メンバーの質が高め
・サロンへのコミット度合いが高め

参加メンバーの質が高いというのは、「わざわざ月の固定費を払って時間を割いて参加してる」ということが影響してるんだろう。そんな変人は自分のためには動いていなく、社会のために動いている人が多い。

次にサロンへのコミット度合いが高め、これも前者の理由が影響している。そもそもビジョンを共有しているので、そのビジョンへのコミットメントが高いのだ。

こういう環境は参加者に何を与えるか。それは質の高い学びと行動のきっかけを与える。いわば教育機関となり得るのだ。それもリアルな血と肉になる学びを得る場となり得る。

この質を担保しているものはお金を払うということと、オンラインサロンという怪しい名前の二つだ。オンラインサロンという怪しい名前のおかげでリテラシー高めの人か、若い人しか入ってこないし、お金というハードルを課すことで興味本位の人が入ってこなくなる。

時をたつごとにオンラインサロンの良さに気づく人が多くなっていくので、オンラインサロンという怪しい響きの力がなくなっていくと思う。そうなると質が低い人がどんどん入ってきてサロンが荒れていくだろう。
なので、その時にはオンラインサロンはまた新たなハードル(試験や条件、支払う金額の増大)を課すんじゃないかと思っている。

そうやってインターネットでは閉じる世界が増えていく。昔はインターネット自体がPCや回線というハードルがある閉じた世界だったのが、今では完全にオープンでノイズまみれの世界になってしまった。それに質の高い情報を与えるのが閉じるインターネットなのだ。

だからこれから賢い人はどんどん閉じた世界に入っていくんじゃないかと思っている。

これを読んでいる人もどんどん閉じた世界に入ってきましょう。楽しいですよ。

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