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弘法大師は何が新しいか?

学生時代に空海『秘蔵宝鑰』を読んで、衝撃を受けた。

で、結局、出家する時は真言宗でとなったきっかけなんだけど。。。


どういう内容かと言うと

・思想、宗教の歴史を、人類の精神的な発展段階とした

・概ね、仏教の学派を時代に沿って思想の発展としてとらえている


ということで

人類の思想を総合しよう!

という壮大な本を平安時代に書いている!?


「マジで?時代を超越してませんか!?」

という著作だったわけです。


空海はタイムマシンでやってきた未来人か?と思ってしまう。。。

流石は弘法大師


で、その構成ですが

欲望の段階→道徳→宗教→初期仏教→独覚→唯識→中観→天台→華厳→密教

という順番になっております。

そして、これは仏教の修学過程でもあるわけです。


例えば、鎌倉時代ごろには、この流れで仏教を学ばれる事が多く、

真言宗のみならず、広く受け入れられたということがわかります。


長くなってきたので、つづきはまた。。。

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