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妄想を仏教的に読み解いてみた(後半)


昨日の続きです!


前回のあらすじ。

「妄想の世界でUFOに乗って宇宙旅行をした。」


この妄想を、仏教的に解釈してみよう、という誰得企画です。。。


まずはこちら

>すると、真っ暗な闇というか、白黒の世界。
>白く輝く、昔ながらの円盤型UFOが早速登場。(ベタやね)


仏教、唯識の考え方では、世界は心が創っており、その材料は阿頼耶識(深層意識)に貯蔵されている、と考えます。
ですから、妄想のUFOは私がイメージするUFOになり、ますので、今回は円盤型で登場したものと思われます。


>早速乗り込むと、宇宙へ飛んでゆき、星の世界へ。
>凄いスピードでぐんぐん飛行していくと、ブラックホールのようなものが。。。

>(おお、ブラックホールで別次元へって、定番って感じやな)

これも、同じね。
意識が根源的なところへ行ってるから、それを表現するのにブラックホールが適切と感じてるんでしょう。


>突入すると、そこは台風の目のような感じで、丸い透明な球体があります。


>そのまま、その球体へ入ると、静寂と静止の場です。
>なんとなく、世界の中心のような感じで、静まり返っている。


>そこに、私も立っていると、安心感を感じました。

>すると、球体を中心に新たな世界がどんどん創造されていきます。

世界を産み出す元となると、阿頼耶識(深層意識)と見てもいいかな〜
もうちょっと密教的に見るなら、法界体性智(この宇宙の性質そのものである智慧、大日如来)と見ても良いかもしれません。


過去のあらゆる情報が、こちらに集積されており、
ここから世界が創造されていっております。


>これまで、白黒の世界だったのが、色鮮やかな世界が生み出されていき。。。

>砂漠、森、山。。。
>CGで組み合わせていくように、地球ができあがっていきます。


世界は心が創っていますので、こんな感じで、動き出すと、形成されていく状態です。

>私は球体を離れて、地球へゆっくりと落下してゆき、
(ちょっとファンタジックな造られた感じの地球なのですが)


>海へ到達。
>わたしは手足を伸ばし、クラゲのように漂っている。

>そして、ゆったりと世界を見ていると、やはり球体を中心に、創造・変化が続いている。
>というイメージでした。


この世界は海のようにも表現されます。
表面的には波ができるように、変化して見えるのですが、
その奥は海のようなもので、変化することはありません。

般若心経の不生不滅、不増不減の世界です。

その、世界の本質の上で漂っているイメージでしょう。

はい、以上、UFOを通して、心が産み出す宇宙、その世界を漂っている自分を感じる事ができた。
そんな解釈になろうかと思います。

今回の体験して、感じたのは。

普段、私が瞑想などで観ている深層意識(阿頼耶識)のイメージが
視覚化されたんだな〜
面白いな〜


みなさんも、やってみたら、自分の内面が見えてくるかもしれませんよ!
意外な発見があると思うので、どうぞ、やってみてくださいませ〜


それではまた。

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加藤拓雅

京都の楽器店「月光堂」の3代目。

幼少期より思索と読書を好み、学生時代の蔵書五千冊。
特に神話、宗教、歴史書を愛し、龍谷大学で仏教学を専攻。
修士課程を終了後、老舗和菓子屋に就職。

29歳の時、弟が急死。
人生を見直すため、真言宗で修行。
僧侶として9年間勤める。

退山後、「日常生活に活かす仏教」をモットーに、「だるま文庫」の活動をはじめる。
京都の町家ちおん舎で「続かない人のための瞑想会」を毎月開催。

京都と東京で「瞑想・仏道講座」を開催。


同じ想いの横田氏と出会い、「エア寺院」の活動をはじめる。


それは、楽しく、わかりやすく。
しかも「誰でも、自分の心に気づいて変わっていく瞑想会」。

「実際に役立つ」を大切にしており、
仏教の実践体系、六波羅蜜の体験を行っている。


楽器店では、音と瞑想、六波羅蜜を活かした経営を実践。
リュートなど古楽器、クラシックギター、アコースティックな楽器を中心に、
地域の音楽活動の拠点となる場作りを行っている。


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「私が考えていること」

私はこういう夢を持っています。

瞑想・仏道を"実践"する人が普通になったら、もっと住みやすい社会になるだろう。

瞑想を活かす人が増えたら、
もっと仕事や家庭を良くする革新的なアイデアが出てくるだろう。

感性が豊かになるから、見た目にもお洒落で素敵な町になるだろう。
気の利いたレストランや、楽しい音楽や、美しい小説が増えるだろう。

自利利他
自分と社会の調和ができる人が増えて、暮らしやすい社会になるだろう。
良いリーダーも多く出るだろう。


かつて、日本の歴史上、様々な芸術・文化、そして美的な生活をを生み出したように、
様々な政治家や哲学者を生み出したように。


そして、そのためには、大それた社会革命を起こそうという必要も無い。
難しい理論を覚える必要もない。


例えば、
朝に掃除をして、お経を唱え、静かに座る。
今日は嘘をつかないでおこう、悪口を言わずにおこう、と心がける。
日々の仕事が社会を良くする事につながっている、菩薩行と感じて行う。

それだけで、社会が変わる。

そのために、瞑想・仏道を実践する仲間との場作りが大切だと思います。


同じ思いの方と集まれるととても嬉しいです!

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