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あなたが笑顔ならわたしも笑顔

*詩

あなたが笑顔なら
わたしも笑顔

あなたが悲しいとき
わたしも悲しい

あなたが泣いているときは
もらい泣き

なんできみが泣いているんだって
だって、あなたが泣いているから

そんなの理由になんてならないよ
理由なんていらないでしょ
だってあなたが泣いているから

あなたが笑顔なら
わたしも笑顔

あなたが喜んでいるとき
わたしも嬉しい

なんでそんなに笑顔なのって聞くけど
それはこっちのセリフだよ
あなたが幸せなら
わたしも幸せ

あなたが笑顔なら
わたしも笑顔になる
つられてとかそんなんじゃなくて
ただただあなたの笑顔が好きだから

わたしの笑顔が好きな人が
また笑顔になって
その人を好きな人が
また笑顔になって

そんな単純な世界に暮らしていることを
教えてくれたのはあなた
だからあなたが笑顔なら
わたしも笑顔になるの

*言の実

冬の始まりは雪が降らなくてもとても寒く感じるのに、冬が始まってしまえば、零度なら暖かい日だと感じるのはなぜだろう。人の慣れって怖いものである。

今日も夢を見た。高校のサッカー部の先輩が出てくる夢。彼らは高校の時から歳を取っていなかった。今ではどんな顔になっているかわからないけど、確かにその時代の彼らがそこにいた。

僕は電車から降りて、待合室のところにいた先輩たちを見つけて挨拶をする。何人も先輩方がいて、すぐに顔が識別できたのは2人だけだったけど、そこに集まっていた。そして、僕たちはみんなでどこかへ行こうとしている。どこに行くのかは覚えてなかった(わからなかった)けれども、みんなで試合にでも行くのか、移動しようとする。

しかし、先輩の一人に「紙袋も何も何一つ持ってないけど」と指摘される。確かに僕は手ぶらになっており、何も持っていなかった。確かに電車に乗っていたときは持っていたと考えるけど、どこに置いてきたかは覚えていない。「しまったと」思ったけれども、そんなに焦りはなく、しょうがないや程度で冷静であった。でも、やっぱりどこに置いてきたのかは気になって、電車に乗っていたときは確かに持っていたと記憶を振り返りどこで失くしたのかを思想していた。

そんな夢だった。紙袋も何もという先輩の言葉は、高校のとき、お洒落に気を使っている人は、ブランドの紙袋とかに入れて持ち歩くのが流行っていたので、そのせいだろう。

夢の中で僕は確かに彼らとコミュニケーションをとる。それは、目が覚めてからも記憶が残っていて、僕に取っては夢の中とは言え確かにそうしたという感覚があるのだ。

彼らは夢の中でだけれども、確かにそこにいて。僕は彼らと会話をした。夢には何かしら意味があるとは思うのだけど、その意味はまだよくわからないし、そもそも覚えていないことが多いのだけれども、それ以上に、夢の中でまた会えて、そうやってやりとりできることが、なんだか懐かしく、温かく、それはそれでよい思い出になるというか、僕の人生の一部なんだなって感じるのである。

確かに僕はそこにいて。彼らも確かにそこにいたのだから。

A world where everyone can live with peace of mind🌟