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西野亮廣『夢と金』の読後感

西野亮廣『夢と金』の読後感

読後感なので、批評ではないと言いたいけれども、読む人にはきっと批評めいて聞こえるのだろう。それはどっちでもいいのだけれども、でも、先にこのことを伝えてから、筆を進めることにしたいと思います。

まずこの本の購入の経緯についてだ。この本は、僕が所属する会員制コミュニティ「LifeStyleDesign.Camp(以下、LSD.Camp)」のメンバーが、西野亮廣さんのオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」にも所属しており、勢いで1000冊?ゲットしたというのを、LSD.Campのメンバーの一人がブログに書いていて、それを知って、その人から購入させてもらったのだ(わかりにくいですね汗)。
そう何が言いたいかというと、この本に書かれているように「人検索」から購入させていただきました。
(教えてくれてありがとう! 購入させていただきありがとうございます!)

もちろん、本屋でも平積みされており(なぜか今回は、僕が行った本屋では、ビジネス書ではなく、アート?のコーナーに置かれていたけれども、それも戦略?)、当然、今回もベストセラーになるのだろうけれども、そして、やっぱり読みたいけれども、また、啓発されるな~(感化されやすいので)、でも、今はそんなにお金儲けしたいと思わないしな~、とものぐさな僕は、まあ、そのうちなんかの機会に読めばいいやと思っていたら、思ったよりも早くなんかの機会があってしまったので、読んでしまったのである。

ああ、これもまた運命なりか。まあ、そんな運命という言葉を使うほどの出来事ではないのだけれども、こうやって文章を書いてしまうことになってしまったことを考えると、やっぱり啓発されて、感化されてしまったのである。

この本に限らず、西野亮廣さんの本を読んで思うのは、とても当たり前のことが書かれていること。何を上から目線でと思うかもしれないが、当たり前というのは、常識、つまりは変わらない本質的なこと。西野亮廣さんもこの本の中では、批評ではなく、実体験だと声を大にして言っているが、その実体験から、物事の本質を突き詰めて、それをわかりやすい言葉で表現しているところがほんと天才的だと思う。

上手くいった、上手くいかなかったという話であれば誰でも書けるし、それに、わざわざ西野さんのお母様が読んでもわかるくらいに平坦な言葉で、わかりやすく書かなくてもいい。その根性は本当にすごいし、その本質を見抜く眼はなかなか真似できない。

「クラウドファンディング」「人検索」「ファン創造」「NFT」だとか、聞いたことある人はそんなのはもうとっくに知っているよ、と言うし、全然知らなかったという人もいるだろう。あえて、そういうところに活路を見出しているところもすごい。

でも、結局そういうところに引っかかっていくのも、誰かを助けたい、問題を解決したい、と思った時に、そういうのがあればいいな、と思って、それが手段として使えるかも? と思ってトライ&エラーをしたら、できるようになっちゃった、という風になっていったのではないか、と勝手に想像してみると、最先端を行くこともまた、本書中では「初戦をとれ」とあるように、それもまた、誰かを助けるためにそれが最善であるという考えてに至ったのではないだろうか。

西野亮廣さんの本を読んでいると、どれだけの人たちを救おうとしているのか、と思ってしまう。これだけ多くの人たちと関わると、それだけ多くの問題が上がってきて、それにひとつひとつ向き合うことがどれほど大変なことか・・・。

そういうことが少しだけ想像できてしまうので、僕はもう交友の範囲すらも狭めてでも、僕が助けられる人たちを、助けられたらいいな、と思ってしまうのであるが、彼という男は、片っ端からが困った人たちを助けようとするから本当に凄いなと思う。

自分だったら先に燃え尽きて、言葉通り死んでしまうな、と思ってしまうのだが、世の中にはそういう人もいるんだと、いつも彼の本を読むと感心してしまう。だから、あまり読みたくないのだ。どれだけ自分が見て見ぬふりをして、どれだけ救えなかった人がいるのかを思い出してしまうから。

そして、彼は救えと言ってくる。そんな人たちを救う方法があると言ってくる。耳を塞ぎたくなるけれども、やっぱり彼の声が聞きたくなってくる。心の耳に聞こえてきてしまう。結局、自分はもっと優しくありたいと思うからだ。善く生きたいと思うからだ。

最近は何か考えるたびに、いつもこの言葉を思い出す
「食べるために生きるのか、生きるために食べるのか」

絵を売って生きたかったわけではない。絵を描きたいがために絵を売るのだ。でも、売れない。多くのアーティストたちが今、この問題を抱えている。それは、芸術家という意味でのアーティストだけではなく、自分らしく生きたいと思う人、自分の夢を叶えたいと思っているすべての人のことだ。

それを彼はひっくり返そうとしている。人は「生きるために食べるのだ」と。
この言葉は、ソクラテスの言葉だ。本書の中で出てくる「無知の知」というのもソクラテスの言葉である。

「夢」と「お金」は相反関係にはない

当たり前のことだ。でも、当たり前過ぎるからみんな忘れてしまう。気づかない。それに夢を追うのも大変だ。周りを見渡せばドリームキラーだらけだ。でも、夢をあきらめられないから、生きるために食べているから、僕たちはそのことで生きていられるのである。不思議なものだ。

NFTのいい悪い、クラウドファンディングのいい悪い、今の世の中の仕組みのいい悪い、なんてことは僕にはわからない。大きくみれば、必要があって、そうなっているのかもしれないのだから。でも、僕たちは学ぶことができる、そして、善く生きようとすることができる。

優しくあるために、強くなれ。
それもひとつの真理だろう。

結局、こういうことを書かされてしまうから、西野亮廣という男は嫌なのだ。応援してしまいたくなるではないか。ものぐさな僕には今はこういう形でしか恩返し、恩送りできないけれども、それが少しでも何かの役に立てば幸いです。

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