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本の読める店、fuzkueで極上読書体験をしてきた

晴れた日の日曜日。

休日は行動をともにすることが多い我が家では珍しく、今日は妻が朝から外出することになっていた。

1人でやりたいことを思い浮かべて、ぱっと頭に浮かぶのは、たいてい「妻が興味のない映画を観に行くこと」か「集中して読書すること」だ。
家に籠もっていたい1人の日に頭に浮かぶことは、これまた妻が興味のないアニメや映画を観たり、駅前の銭湯でひとっ風呂浴びて、帰りに馴染みのクラフトビールのお店で一杯引っ掛けて帰ってくるくらい。

今日は天気もよく、外に出たかったので、午後の待ち合わせの時間まで外で読書をすることにした。

ただ、繰り返しになるけれど、今日はとても気持ちの良い晴天。
春の陽気に連れられて外に出たファミリーやカップルが所狭しと詰め込まれた、ざわざわしたカフェに出向くのは憚られる。

そう思っていると、ふと、読書するためのカフェがあったことを思い出す。


検索して、ページを開いて、こんな言葉が出てきたら、もう行くしかないという気持ちになっている。

ゆっくりと本を読みたい。外で。家だとすぐ寝ちゃうし集中できない性分なので。
(中略)
静けさが約束されていて、だけど緊張を強いるようなものともまた違う、心地良い静けさの場所で本を読みたい。

どれだけ長くいても「そろそろ出たほうがいいかな」とか思わないで済んで、 「全然、ほんとそれ大歓迎ですよ」と言ってくれるような場所で本を読みたい。
(fuzkue Webサイトより引用)

そう、家だとすぐ寝ちゃうし、読書以外の誘惑が多すぎる。

スマホを開けばTwitterを見てしまうし、うっかりNetflixやYouTubeを開いてしまった日には、それからしばらくは時間が溶ける。
読書すると決めていなければ、ダラダラと日がな一日アニメを観て過ごすのも悪くないと思っている(昨日はそういう一日だった)が、今日は本が読みたかった。

東京都内の休日のカフェはたいてい混雑していて、待ち合わせまでにちょっと一杯コーヒーを。とお店に入るのが容易でないこともままある。
「お店まで行ったけどいっぱいで入れなかった」となるのは嫌だったので、直前に予約してお店に向かう。

店内に入り、好きな席に座ると、「案内書きとメニュー」なる小冊子が手渡される。
小冊子の中には、私語禁止・PC作業禁止・むやみにペン先を出したりしまったりすること禁止…など、お店のルールがたくさん書かれている。
中には、「インターネットから離れたい人のためにスマホを預かってくれるサービス」とか、「時間を忘れて読書したい人のために、店員が時間を知らせてくれるサービス」があったりもする。

映画館に行ったら、スマホはサイレントモードにして2時間半映画に没頭する。電波の入らない山奥に行ったら、スマホはカバンの奥にしまって大自然を堪能する。

それらと同じように、『fuzkueに来たら心ゆくまで読書に没頭する』ことができるように考え抜かれた結果、こういうコンセプトのお店になっているんだろうなと想像を膨らませると、この空間が持つ魅力がさらに大きく感じられる。(料金システムも独特で、なるほど!と膝を叩いたが、説明はfuzkueのホームページに委ねる)

「デジタル・デトックス」という言葉が世に出て久しいけれど、自分の意志で自分を律するのはとてつもなく難しいことなので、こういった枠組みの中に飛び込んで、「読書しかできない」状態をつくってしまうのは、とても合理的で有意義なことだと思う。


あっという間に予定の2時間が過ぎ、し集中して読書できたことを実感する。
木の机も、ウォールランプも、チェアも、店内BGMの音量も、全てが心地よくて、とても気に入ってしまった。

今日は仕事関連の本とアイスコーヒー1杯で済ませてしまったけれど、次回は夕方暗くなる前にお店について、カレーを食べてから、お酒を片手に夜の読書…ビジネス書ではなく、どっぷりと、物語の世界に浸かるような読書をしてみてもいいなと思う。


(追記)
note内で検索したら、店主の方のインタビュー記事がでてきたので、こちらもあわせてどうぞ。

チェアが気になって調べたらホームページに書いてあった。
TRUCKという家具屋さんのものらしい。ほしい。


スキありがとうございます!
noteでプロジェクトマネージャーをがんばっています。 バックパック背負って世界を旅したり、スペインを900km歩いたり、ベトナムで働いたりしていました。 旅と海と音楽とインターネットと動物が好きです。 日々考えていることや体験したことなどについて書きます。