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【NoCode】Bubbleのチュートリアルを初心者向けに解説! ⑨ APIを使って外部アプリから楽曲を検索する

皆様こんにちは、taku(@takuNoCode1)です!
平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

今回は、NoCodeツールBubbleのチュートリアル Lesson 9 を初心者向けに解説していきます!

    この記事で学ぶこと
・プラグイン(iTunes)の導入方法
・APIを使用して外部アプリからデータを取得する方法
・外部アプリから取得したデータをリンクとして表示する方法

チュートリアルの概要につきましては、次の記事で解説しましたので、まずはこちらをご覧ください。

1. 実装するサンプル

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プラグイン(iTunes)を導入することにより、「iTunes」から検索した楽曲のタイトルを、リンクとしてリスト表示し、クリックするとその楽曲の「iTunes」ページに移動することができるサンプルを作成します。

前回に引き続き、「API」を使用して外部アプリからデータを取得し、表示する方法を学びます。

2. 検索フォーム及び検索結果リスト作成

「Input」を配置します。「Term Input」という名前が設定されていることを確認しておきます。

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Repeating Group」を検索フォームの下に配置します。

点線で区切られたブロックの1つずつを「Cell」と呼びます。
この「Repeating Group」を設定することによって、外部アプリから取得したデータを、「Cell」1つずつに順番に表示していくことが可能になります。

Rows(行)」を「3」、「Columns(列)」を「2」にそれぞれ設定します。

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3. プラグイン(iTunes)の導入

プラグインとは、機能を拡張するためのプログラムのことです。複雑なコードを書かなければ実装できないような機能も、このプラグインをインストールして設定を行うだけで、初心者でも簡単に実装することができます。

左メニューの「Plugins」を選択し、「Add plugins」をクリックします。

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検索フォームに「iTunes」と入力し、「Install」をクリックした後、「DONE」ボタンをクリックします。

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この「iTunes」というプラグインを使うと、「iTunes」から楽曲を検索して、データを取得することが可能になります。

このプラグインを使用するためには、「API」について理解する必要があります。

「API」とは、「Application Programming Interface」の頭文字で、ざっくり説明すると、「外部アプリと連携ができるようにするための窓口」です。

この「API」を使用することで、「外部アプリ」のデータを「自分が作成したアプリ」の中で使用することが可能になります。

前回のチュートリアルで、「API」を使用してアプリを連携するためには、「外部アプリ」に対して申請を行い、「API Key」を取得しなければならないということを学びました。

しかし、今回使用する「iTunes API」は、「API Key」を取得する必要が無く、指定のURLにリクエストを送るだけで、データを取得することができます。

したがって、この「iTunes」プラグイン自身への設定は必要無く、導入するだけでOKです。

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4. iTunes からデータを取得

先程配置した「Repeating Group」のプロパティに戻り、「Type of content」に「iTunes Song」を選択します。

Data source」に「Get data from an external API」を選択します。「外部のAPIからデータを取得する」という意味です。

新しく出現したポップアップの「API provider(API 提供者)」に「Get iTunes songs」を選択します。

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Term to search(検索する用語)」の「Insert dynamic data」をクリックし、「Term Input's value」となるように順に選択します。

Term Input」は検索フォーム作成時に確認した名前で、「's value」は「値」という意味です。

これにより、検索フォームに入力された値を使用して、 「iTunes」の楽曲を検索し、それぞれの「Cell」ごとにデータを順番に読み込んでいくことが可能になりました。

RepeatingGroup iTunes Song」という名前が設定されていることを確認しておきます。

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5. 取得したデータをリンクとして一覧表示

「RepeatingGroup iTunes Song」の左上の「Cell」に「Link」を配置します。

「Insert dynamic data」をクリックし、「Current cell's iTune's Song's Track title」となるように順に選択します。

これにより、それぞれの「Cell」ごとに読み込まれている「iTunes」の楽曲データのタイトルを表示することが可能になりました。

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Link destination(リンクの移動先)」を「External URL(外部のURL)」に変更します。

Destination URL(移動先のURL)」に、「Current cell's iTunes Song's URL」となるように順に選択します。

これにより、クリックされたリンクの「Cell」に読み込まれている「iTunes」の楽曲データの「URL」に移動することが可能になりました。

Open in a new tab」にチェックを入れることで、「iTunes」のページを新しいタブで開くことができるようになります。

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以上で、今回の実装は完了です。「Preview」ボタンをクリックし、テストを行ってください。

6. まとめ

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最後に、今回のチュートリアルの流れをまとめます。

①  検索フォームを配置する
②「Repeating Group」を配置する
③  プラグイン(iTunes)を導入する
④「Repeating Group」に「iTunes」を紐づける
⑤  取得したデータをリンクとして一覧表示する
⑥  リンクの移動先に「iTunes」のページを設定する

今回のチュートリアルで、「API」を使用して外部アプリからデータを取得する方法を学習したことによって、より本格的なWebアプリの開発が可能になるはずです。

引き続きBubbleの理解を深めていきましょう!

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