福祉(と製造)の両立の難しさ

サービス管理責任者が事務作業に追われており、ほとんど現場に出ることができず、私は現場であたふたしています。

サビ管は大変そうです。にもかかわらず、私のようなパートにも気をかけてくれます。

ちなみにうちのサビ管は若いです。

若くして管理職はすごいなあと思います。

かっこいいです。


私が働いている就労継続支援は、いわゆる軽作業系の内職工場のような形で運営されています。

実際に作るもの、検査するもの、梱包するもの、仕上げをするものなどがあります。

正直言って安いものばかりです。


ですが、単価の高いものは取り扱えません。

難易度が高すぎたり、細かすぎたりする製品、機械を用いる製品などは利用者には難しすぎます。

そもそもそのような単価の高いお仕事はなかなかいただけません。


製品を作る世界では、「安全第一、品質第二、生産第三」という言葉があるそうです。(就労継続支援の仕事に就いてから知りました)

基本的に手作業がほとんどのため、安全性は比較的担保がしやすいです。


問題は品質です。

大量生産のため、どうしても不良品は出てしまいます。

ですが、不良品を多く出しすぎては話になりません。


利用者の中には、ほとんどの作業で不良品を多く出したり、作り方を理解できなかったりする人がいます。

丁寧さが大きく欠けている利用者もいます。

スローモーションすぎる利用者もいます。

作業に集中できない利用者もいます。

脳や身体に障害のある利用者もいます。


品質を保証するためには、ただ仕事をお願いするだけではいけません。

どの仕事が向いているのか。

どの仕事なら上手くできるのか。

そういった「配慮(支援)」が必要です。

福祉(と製造)の両立においては一番大事です。


生産性はまさに「第三」です。

現場感覚的には第八ぐらいですが。

多分なんとかなってます。(私は売り上げを気にするような立場ではありません。そんなに器用ではないです。)

おそらく福祉優先だからですね。

福祉の心を最優先に、敬意と配慮を持ちながら、穏やかに接していきたいです。





年上の人に指示出すのきつ〜








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