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見つめる権利

リモートワーカーの父親が綴る育児日記。実用的なことや辛いことは置いといて、思い出として覚えておきたい事を残していきます。

子どもからは『見つめる権利』をもらった気がしています。

育児を始めてから初めて体験したことの一つに、ずっと一人の人間を見つめ続ける、というものがあります。

今、僕は人生で出会った誰よりも子どもを見つめ続けています。
(目を離せないとも言うけど)

物心がつくと誰かを見つめ続けることには何かしらの”意味”が生まれてしまいます。何分も何十分も一人の相手を見つめ続けるということは滅多にありません。

けれど育児では違います。

うとうと寝ていた産まれたての横顔。

ハイハイが出来るようになって一所懸命おもちゃに手を伸ばす姿。

よちよち歩きをハラハラしながら見守った日々。

側で見つめていると沢山の事に気付きます。

出来立ての薄い小さなほくろ、妻にそっくりな足の形、いたずらを考えてる悪い顔......。

微かな変化、小さな喜びを夫婦で日常的に共有出来るのはとても嬉しいことです。
(この辺はリモートワークだっていうのが大きいかもしれません)

いずれ目を離し、信じて見守れるほど成長するその日まで、束の間の『見つめる権利』を楽しもうと思います。

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