専門学校への入試ですら学力が追いつかず、予備校へ通った1年間

中学生の時は、正直なところ将来やってみたいことなど特には思い浮かばないことがほとんどだと思います。

私も、その1人でした。兄が行っていた高校だったからといった理由で農業高校へ進学する。

そこでは、牛・豚・鶏などを飼育している専攻へと入学し、主に経済動物たちについて学んでいました。
ただ、何も考えずに過ごしていたところ、進路を考えなければならない時期がきたのです。

そこで私は何がやりたいのだろうと考えた結果

「親がしている看護師という仕事に興味ある」と漠然と思い至ったのです。

思い至っただけであって、そこから何か勉強を始めたりといった行動を起こすことなく、入試も大丈夫だろうと思っていた。

しかし、現実は違い、高校で学んでいた普通科目もただ公式に当てはめれば簡単に解けるような問題しかやってきていなかったことに気づいた。

入試問題に向かっても、問題の解き方が分からず、面接ならと思っていたところ、
面接でも沈黙・見当違いな答えを述べたりと、

準備を怠った結果、5回ほど試験が行われる専門学校であったが、3回で見切りをつけ、
予備校へ通う決意をしたのです。

普通に考えたら、自分で努力すればいけたんじゃないのかと思うところですが、
その頃の私は、「勉強の仕方がわからない」「勉強をしたくない」「まだ大丈夫」といった風に、
事あるごとに言い訳を考えて、しなくてもいい理由を並べて正当化しようとしていたのだと今思い返してみるとわかります。

予備校へ通う決意をしたものの、専門学校に合格できず、クラスの中で1人だけ浪人することになっていた私は、
友達から
「進学だよね?どこの学校に行くの?」と聞かれた時に、必ず言葉を濁していた。

浪人することは、恥ずかしいことなんだとその時の私は思っていたのです。
先が見えないことは、とにかく苦痛であり、
クラスのみんなは前進していくのに、
私だけは停滞したままになるんだといった思いに駆られていたのを覚えています。

卒業式でも、めでたいはずなのに、自分の気持ちは上がってこない。
式が終わってみんな写真を撮ったりしている中でも、私は颯爽と家に帰ってしまいました。

今思えば、あの時写真とか色々な人と撮れば良かったなと思います。そして、気持ちのコントロールや切り替えてポジティブに考えることが出来ていたらと、
過去を振り返っても過去が変わるわけではありませんが、今の自分と比べたら成長具合もわかり面白いですね。

予備校編は次の記事で書こうと思います

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