【TB】2024年TDL回顧 〜エイ光への輝跡〜
こんばんは。チームも期待未満の位置、自身も更新がずっとできないなどうまくいかなかったという前半戦でしたが、TDLでドラスティックな動きがありましたのでここらで自分なりに時系列順で主要トレードについてまとめてみました。
※見出しは主要な選手のみ掲載。なお、他にも2件のトレードがありますがそちらは割愛しております。
◆①7/26 アロサレナをSEAへ放出
マリナーズへ放出:ランディ・アロサレナ(OF)
マリナーズから獲得:ブロディ・ホプキンス(RHP)、エイダン・スミス(OF)、後日発表選手
○雑感:名実ともにTBの顔と言っても過言ではなく、昨年のWBCを通じて日本にも名を知らしめたアロサレナの放出は戦力的にも営業的にも痛い。だが、今季に限って見てみると開幕から打撃が低空飛行、FAも迫っており年俸も年々UP、フロントとしても美味しい話があれば耳を傾ける(=場合によっては放出)というスタンスだったためそう驚きは無く、加えてSEAがリーグ打率ワーストの現状とFAで連れて来るのが困難な右打者獲得というチャンスに飛びついた形か。なお、獲得した先の2人はSEA傘下ではホプキンスが22位、スミスが12位にランクされており、まもなく明らかになるであろう後日発表選手を含めて完全に将来性を取ったのが見て取れる。
◆②7/26 エフリンをBALへ放出
オリオールズへ放出:ザック・エフリン(RHP)
オリオールズから獲得:ジャクソン・ボーマイスター(RHP)、マック・ホーバス(UT)、マシュー・エッツェル(OF)
○雑感:少年時代からのTBファン、球団歴代最高額でのFA契約締結→期待に違わぬ活躍で最多勝のタイトル獲得と好感度の塊だったエフリンにもトレードの噂が流れ、「どうせトレードならせめて同地区でない素直に応援できる球団へ放出を」と願っていた。だが、現実は虚しく同地区で首位を走るBALへと無念の移籍となった。こうなれば名の知れて良質なプロスペクトの1人ぐらいぶん取ってやれ!との期待も叶わず踏んだり蹴ったりと、正直内心荒れに荒れた(物に当たるまでの破壊行為には至らなかったが)。
とはいえ、獲得した3選手のうちボーマイスターとホーバスがBAL傘下でのプロスペクトランキング20位以内と決して悪い選手ではない。特にホーバスはTB名物の”パンチ力のあるUT”としての成長が見込める好素材と言えよう。
◆③7/28 アダムをSDへ放出
パドレスへ放出:ジェイソン・アダム(RHP)
パドレスから獲得:ディラン・レスコ(RHP)、ホーマー・ブッシュJr.(OF)、J.D.ゴンザレス(C)
○雑感:アダムをこのTDL内に放出するならマイナー選手2名もしくはややランクが落ちる代替の即戦力リリーバー+マイナー選手1名あたりと予想していただけに発表を聞くや嬉しい誤算となった。もちろんアダムが高く評価される分には嬉しいものだが、SDもリリーバー1人に対して思い切ったなというのが正直なところである。もっとも、彼らがパッケージとなった事情には「今季パフォーマンス低迷&チームがちょうど勝負期」との見方が強い。
レスコはプロ入り直前の一昨年4月にTJ手術を受けており、フルシーズン1年目の今季は制球に苦しみながら結果を残せないでいる。そんな彼のTB入りでのプラス材料を挙げるなら(あまり誇るようには語れないのだが)同手術を受けた投手が過去現在で多数いたため、ケアやリハビリ面に関して豊富なノウハウを持つスタッフがいるという環境面だろう。それだけに制球改善と共にヘルシーに過ごせたら…との想像は尽きない。
ブッシュJr.は快足を売りとする将来のスピードスター候補。アスリートタイプだけに洗練されると更に面白い存在になり得る。
◆④7/28 パレデスをCHCへ放出/モレルらを獲得
カブスへ放出:アイザック・パレデス(3B)
カブスから獲得:クリストファー・モレル(IF)、ハンター・ビッグ(RHP)、タイ・ジョンソン(RHP)
○雑感:昨季30HR超え、今季はチームから唯一のオールスター選出となったパレデスを感慨冷めぬ中での放出は率直にショックだった。
だが、交換相手の中にあるモレルの名前を聞くと先に述べたフロントの「美味しい話があれば耳を傾ける」という言葉はここに繋がっていたのかと感嘆、同時にエフリンをBALへトレード時でのパッケージの不満は一気に吹き飛んだ。元々昨夏にグラスノーをもしCHCへと放出するなら対価として囁かれていたので注目していた存在。内外野をこなせて小柄ながらパンチ力を兼備、プレー以外でも球界屈指の元気印ぶりは南国ムードの土地柄にマッチしており、新天地デビュー戦で早速HRを放つ活躍も目覚ましい。また、年俸調停がパレデスよりも1年後という点もプラス材料である。
7月にメジャーデビューしたばかりのビッグは今のTBには貴重なパワーアームとして近い将来のクローザー候補としていずれ出てくるだろう、と見ていたら移籍からアクティブ・ロースター入りし、経験を積んでいる段階とはいえ執筆地点で4試合無失点と好投中である。
◆⑤7/30 アームストロングをSTLへ放出/カールソンを獲得
カージナルスへ放出:ショーン・アームストロング(RHP)
カージナルスから獲得:ディラン・カールソン(OF)
○雑感:今TDLでは唯一のマイナー選手が絡まないトレード。ビハインド時やオープナー等で重宝したアームストロングの対価に故障がちで足踏み状態も外野の一角を担える実力を持つカールソンを獲得できるとは思わなかった。STL側は放出を明言していた中でTBが飛びついたという形に見えるが、まだ26歳と若いため環境の変化がプラスとなるか?
また、STLからの外野手獲得は過去にファムとアロサレナを獲得しており、共に合格点以上の成果を残しているためそのジンクスにあやかりたいところ。なお、奇しくもファムは今TDLでCWSから6年ぶりにSTLへの復帰となっている。
◆総評
点数をあげるなら80点。「アロサレナ、エフリン、パレデスらの主力を一挙放出」という文字だけ見るとファイヤーセールに思われそうだが、コストカットを行いつつ即戦力でもありながら今後の成長の可能性も残すモレルとカールソンの加入は今季のワイルドカード争いとFA補強への参戦が難しいチーム方針から評価できる好トレードだったと言える。トッププロスペクトは獲得できなかったが、化ける可能性を秘めたポテンシャルのある面々を補填できた点も良かった。欲を言えば返す返すもBALとのトレードはもう少し強気に行っても良かった(例:ノルビーやメイヨが無理ならバサロかハントの捕手2人どちらかも追加)のでは?と思ったところか。
◆終わりに
以上、遅ればせながら一連のトレードについてまとめてみました。投稿地点ではどうにか僅かにワイルドカードへの可能性を残すという状態(AL東地区4位、57勝56敗、勝率.504、得失点差 -47)で上に同地区球団が3つもいることで一層気が抜けない戦いが続きます。それでも道が開いている限り突き進むしか術は無いので応援あるのみです!
今回も読んでいただき、ありがとうございました!
残りシーズンもまだまだGo Rays✨の声を送り続けます📣
参考リンク→
https://www.mlb.com/news/prospects-rays-received-at-2024-mlb-trade-deadline
他
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