社会人のほとんどができていない「PREPで話せ」

要は何を言っているのか、というと
「下記の順番で、論理的に話せ」です。
※上司や取引先にする報告や相談、学生だと面接する際などに必須です!
① 結論(Point)    … この会話では自分は何が言いたいのか
               相手から何を聞き出せれば完了なのか
② 理由(Reason)   … ①結論に至った理由
③ 具体例(Example)… ①②に足りない情報を補うための
           「具体例・事例・背景」を出す
④ 結論(Point)    … ①の結論を再度伝える

なぜ「PREPで話す」ことが必須か
…その理由は、「これができないと相手の時間を奪ってしまうから」です。

例えば…
…言葉だけでは自分は到底理解できなかったので、例え話をしましょう。
上司から「明日までにお願いしていた資料ってもうできた?」と聞かれたとします。
あなたはその資料をまだ完成できていません。

( ↓ それを聞かれた時の自分の気持ち)
「やっべ、終わってない…残ってる部分って自分で考えてもわからなかったしな…
 直前に先輩に相談するのも、遅い!って怒られそうで嫌だなあ」
「完全に忘れてた…しかも何も手つけてない…
 上司に怒られるのはいやだから、ちょっと盛って話すか…」

まず、何も意識せずに回答すると…
・「今つくってます!」
・「最後のページのまとめ方がわからなくて…。」
・「やばいです。」

逆に、PREPを意識して話すと…
① 終わっていないです。
② 理由としては、自分だけでは浮かばない部分が残っているからです。
③ 具体的には、最後のページで内容をどのようにまとめれば良いのかが
  わかっていないです。
④ なので、現在は終わっていないです。
 (展望も:1時間後には完了する予定なので、
      そのタイミングで内容の最終チェックを頂いてもいいですか?)

なぜPREPでの答え方が良いかと言うと、
結果的に「上司が上記の質問で聞きたいことに答えているから」です。
上司が上記の質問であなたに聞きたいことは、
▶ 資料が期限内に完成するかどうか
▶ 完成しなさそうなら、どこで止まっているのか
▶ 自分(上司)が助けられる部分はどこなのか
(※ 大体の場合、上司は「問い詰めたい」とか「意地悪したい」と思っているわけではない、ということです。)

PREPを意識して話すことで「上司が求めていた答え」を回答することができ、2,3回のキャッチボールで会話が終わります。
逆に何も意識せずに回答してしまうと…
上司は「自分が聞き出したい内容」への質問を”追加”でしてくるので、
結果、PREPで話したときよりも「時間がかかる可能性が高い」です。

まとめ

まとめると、PREPを意識して話すことにより
PREPを意識してないほとんどの人より「速く、スムーズに会話を行える」ため「PREPで話せ」ということです。
※この文章自体も実は「PREP」で書かれています。参考になるかな?

「PREPで話す」の身につけ方、
また、そもそも「相手が言いたいことは何かを想像する」ことについても、
別の章で書きます。

〈余談〉
自分がなぜ「PREPで話す」べきと考えているかは、極論「その方がかっこいいから」です。
端的に、短い時間でやり取りしている感じがかっこいいと思います。
(「CRISIS」の小栗旬や、「相棒」の反町隆史のようなイメージです。)
しかも昔の「PREPを意識できてない、あたふたして話す自分」がダセえと思ってもいます。
そのため、もう一つの結論は「PREPで話せる人はかっこいい」です。