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子宮の中にゆったりと寝そべっていた我が子

妊娠30週の妊婦健診に行ってきた。
我が子は前回の健診まで安定の逆子で、まだ30週とは言いつつもそろそろ戻ってほしいな〜と思っていた。
数日前までは激しい膀胱キックで逆子であることがはっきりわかったので半ば諦めていたが、数日前から膀胱キックがおさまっていたので、これはもしや・・・!うちの子できる子なのでは・・・!?と期待して妊婦健診へ。

朝から胎動が激しくて、健診だから張り切っているのかなと可愛く思っていたが、思いのほか待ち時間が長くて疲れたのか、呼ばれる前にしゃっくりに変わり、診察に呼ばれるころには眠ってしまっていた。(それもかわいい)

診察室に入り、まず先生が私の下腹部、恥骨の上らへんにエコーを当てた。頭位(頭が下の正常なやつ)であればそこに頭があるからだろう。しかしそこには立派な背骨がうつっていた笑
「おやおや、頭はどっちかな〜?」と言いながら我が子の頭を探し始めた先生。
すぐ見つかった。頭は私の右下腹部にあった笑
そして、下腹部の真ん中に体幹部があって、左下腹部に大腿骨があった。
横位というやつだ。

この1ヶ月、毎日お風呂に入りながら、お腹に向かって話しかけていた。
「〇〇ちゃん(胎児ネーム)、頭が下もいいかもよ〜、居心地がいいならそのままでもいいけど、回れるのは今のうちだから、色々回って試してみようね〜」と。
個人的にはそのまま逆子で帝王切開でも全然いいとは思っている。
無事に生まれて来ればそれでいいし、経膣分娩へのこだわりは一切ない。
この子に会えるなら腹も切る所存。

ただ、ちょっと怖いのが本音。
もちろん経膣分娩もそれはそれで大変だと思うし、どっちが楽とかそういうのはないのだろう。比べることにもあまり意味がないと思う。
でも、研修医として産婦人科をローテートしたとき、帝王切開の手術には何回も医者側として入ったことがある。執刀ではなくて助手だけど、赤ちゃんが生まれる神秘的な瞬間に感動しつつも、なかなかグロテスクな視野にいつもびびっていた。
実際自分が帝王切開を受ける時は、自分の視界は遮られていて術野は見えないのだが、見えなくたってどんな光景が繰り広げられているかはわかってしまう。
経膣分娩も経膣分娩で怖いが、怖さという指標で比べると、あの術中の光景が忘れられなくて、私の場合は帝王切開の方が少し上回る。だから、逆子かどうかは完全に我が子には関係ないこちら側の都合なのだけど、「ちょっと回ってみようか」と言ってしまうのだ。自分本位でごめんね。

我が子は私の子宮の中で、ハンモックにでも寝そべっているかのごとく、悠々とすやすやと眠っていた。「パパとママがうるさいからちょっと動いてみるわよ〜」とこの子なりに少し動いてみた結果、「居心地がいいところ見つけたわ〜」と横位に落ち着いたのかもしれない。そう考えると可愛くて愛しくて、ずっと横位で快適に過ごしてほしいなんてことも思った。

・・・なんて色々考えてしまうけど、この子は何も考えていないのだろう。
一応話しかけてしまうけど、何も気にせずすくすくと育ってくれればいいからね。

さて、母体としては体重OK、血圧OK、血糖値OKの花丸をいただいたので、ずっと食べたかった寿司屋へ1人で向かった。私はネギトロが大好きなのだが妊娠してからはできるだけ我慢していて、久しく食べていない。でもどうしてもネギトロを食べたくて(地元は魚がめちゃくちゃ美味しいのだ)、事前に夫に水銀の含有量?を調べてもらい笑、数皿ならOKと夫に許可をいただいた。結局怖くて1皿でやめたけど、他にもウニとか、新鮮なお寿司を堪能した。

今週から後期つわりが始まっていて、1人前食べると吐いてしまう。
今日も案の定、寿司を食べて1時間後くらいに吐いてしまったが、それでも寿司屋に行ったことは後悔していない。
子を健やかに育てるために、自分自身も心身ともに健康であらねば。そのためには好きなものを食べる時間も必要なのだ。と正当化して、スタバにも寄った。そしてまた吐いた笑

そんな1日でした。

夫へ
今週もお仕事お疲れ様。
お腹の子は今のところ順調に育ってくれているみたいです。
平均より少し大きめでぽっちゃりしているところは、私に似ているのかもしれません。ごめんね笑
私たち2人の宝物が私だけのお腹の中にいることにプレッシャーを感じることもあるけれど、私にしかできない仕事だと思って、引き続き頑張りますね。
そして、ここからが本題なのですが、来月から無収入になるので、本格的に養ってください大黒柱様(_ _).。o○
(次に私の口座にお金が入るのは出産手当金だと思われるが、基本的には出産から3ヶ月後くらいとのこと。え、ここから半年弱無収入・・・!?夫、助けて・・・!)
妻より

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