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蛸文(たこふみ)の読書記録

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僕の読書記録です。月に3〜4冊ぐらいのペースで更新してます。
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2020年8月の記事一覧

【ハーバードの人生を変える授業】"幸せ"への道のりは長く険しい…

【ハーバードの人生を変える授業】"幸せ"への道のりは長く険しい…

オススメ度(最大☆5つ)☆☆「スタンフォードの○○」とか「ハーバードの○○」のようなタイトルの本が異様に多いような気がする。

日本においても「東大の○○」みたいなタイトルの本が多く、
「今の社会では、もはや学歴なんて何の役にも立たない」といいながら、世の中の大学に対するブランドの強さはまだまだあるんだろう。

結局のところ、僕は、キチンとした知識を得るのであれば、然るべき場所で正確な知識を持った

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【13歳からの金融入門】子供への"お金"の教育について考える

【13歳からの金融入門】子供への"お金"の教育について考える

オススメ度(最大☆5つ)☆☆☆☆"お金"について、学ぶ機会は少ない。
というよりも、義務教育でお金の事について学ぶ事は無いし、経済学を大学で学んだとしても、具体的なお金の流れは明確には見えないだろう。

悲しいかな"お金"の勉強は、自主的にやらなければ、学ぶ事は出来ない。

かくいう僕も、大人になってからお金の動きというものを意識して学ぶようになったが、本当ならば、この本のタイトルのように子供の時

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【エッセンシャル思考】最少のページ数で最大の効果が欲しかった

【エッセンシャル思考】最少のページ数で最大の効果が欲しかった

オススメ度(最大☆5つ)☆☆

メンタリストのDaiGoさんがオススメしている本、というのに僕はどうやら弱いようだ。
DaiGoさんの知識量や頭の回転の速さは目を見張るものがあるし、人として非常に興味のある人物である。

そんなDaiGoさんの絶賛した本、という帯が有れば、読まずにはいられない僕なのだ。

しかし、この本の内容について、自分にとって有益なのかどうかという判断をよく考えずに「とりあえ

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【敗者のゲーム】資産運用の"目的"を再確認する

【敗者のゲーム】資産運用の"目的"を再確認する

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆☆☆

全米で100万部を超える資産運用の代表的な著作、である。

株式投資に興味を持ち始めてから約9ヶ月ほど経ち、様々な株式投資に関する著作を読んできたけど、この本は自分の投資を見直す強い影響を与えそうな一冊になりそうだ。

〜「敗者のゲーム」とは?〜著者は、個人投資家の株式投資をテニスのゲームに例えている。

プロのテニスプレーヤー同士の対戦は、テクニックを駆使

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【経済学を味わう】経済学の世界にようこそ

【経済学を味わう】経済学の世界にようこそ

オススメ度(最大☆5つ)☆☆☆☆

数年前にとある試験を受けるために、経済学を勉強したことがあった。

試験勉強のための経済学であったので、勉強の内容は数式やグラフの問題を解くことばかりで、もともと理系だった僕にとっては学習しやすいものであった。
しかし、同時に「経済学」というものの意義を全く理解せずに勉強していた。

「経済学」が社会にもたらす恩恵は大きいはずだ。しかし、その実態は掴めない。

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【嫌われる勇気】あまりにも難解な自己啓発の源流

【嫌われる勇気】あまりにも難解な自己啓発の源流

オススメ度(最大☆5つ)☆☆☆自己啓発ものの本としては非常に有名な一冊。

「嫌われる勇気」とは、また思い切ったタイトルだなぁ、と思う。

まるで、自分勝手に傍若無人に振る舞うことを許すかのような表題にかなり惹きつけられる。

しかし、いざ読んでみると、かなり複雑で難解な一冊である。

一度読んだだけではこの本の言いたいことを理解する事はほぼ出来ないだろうと思う。

〜アドラー心理学とは?〜まず、

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【ケーキの切れない非行少年たち】衝撃的な指摘であるが、最後は少し尻すぼみ

【ケーキの切れない非行少年たち】衝撃的な指摘であるが、最後は少し尻すぼみ

**オススメ度(最大☆5つ) **☆☆☆この本を知った時、タイトルが非常に秀逸だと思った。
このタイトルだけで、非行少年たちの知能について言及されている本である事がすぐにわかる。

"ケーキ"という甘い言葉と、"非行少年"という不安な言葉との対比も印象的で、非常にインパクトのあるタイトルだ。

〜「反省以前の」非行少年たち〜著者は児童精神科医として、様々な非行少年たちと出会ってきた。
その中で、認

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