「危機感」を持つためには
「危機感」があると、行動力が上がるという理屈はわかると思います。
危機的状況では自分を守ろうとするため必死になるので動かざるをえないということですね。
単純に考えて、常に「危機感」を持っていれば、すぐに行動できるというわけです。
実際、行動力のある人は「危機感」を持ってます。
ですが、どうすれば「危機感」を持つことができるのでしょうか?
「危機感を持て!」といわれても、どうしていいかわからないですよね。
なんとなく「あせってしまう」だけになりそうです。
ところで「危機感」とはどういう意味なのでしょうか?
「危機感」とは、” あせり” という意味ですが、もう少し詳しくいうと、目指すべきものがイメージされていて、今はまだそこに到達できていない事にあせりを感じることです。
たとえば、電車が来る時間がわかっていると、その時間に間に合うように急ぎますよね。
ギリギリだとあせりますよね。これが「危機感」です。
電車が来るということが分かっていながら、まだホームに着いてないことであせりを感じる。
つまり、「危機感」を持つとは、目指すべきゴールがちゃんとイメージされているということ。
「目的意識」を持っているということです。
目的意識をもっているから、危機感が生じ、行動力を上げてくれるのです。
では、目的意識がないとどうなるか。
目指すべきものがイメージできないので、未来のことが何もわからない状態です。
そうなると、「不安」になる。
不安が生じると、行動力を下げてしまいます。
「危機感」と「不安」は似ているようで、まるで違う。
危機感は、目的があるます。
やるべきことが分かった上での ” あせり ” なので、行動力を上げてくれます。
一方で、不安は、目的がありません。
先に来たることが漠然としていることによる ” あせり ” なので、行動しにくくなってしまいます。
目的意識がある
↓
危機感
↓
行動力が上がる
目的意識がない
↓
不安感
↓
行動力を下げる
さらに、「不安」が募ると、自分ではどうしようもないために、環境や他人に「期待」してしまいます。
期待が大きければ、「不安」はさらに大きくなります。
目的意識がないというのは、不安を大きくしてしまいかねないということです。
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