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最賃※これは試験的草稿 です。

最賃


最低賃金の答申が、東京から始まりました。

その額、

+28円


現在の、一極化で、極大化する首都と、別大陸ともいえる末端の ここ南国との、

厳然としてある

極端な賃金格差を、

放置して、全国一律とは、理解に苦しみます。


わたしのような専門職では、この南国だけでみれば、恵まれた賃金をいただいていますが、

しかし、

首都圏との地域差をみると、

最賃どころではない

格差が存在します。


コロナ禍、稼ぎたい看護師は、医療崩壊に向かいつつある、第五波と、五輪の寒々しい歓喜にある、首都にむかってはどうでしょう。


学生時代、

医療経済の講義で教授に、

「あなたたちは、どうやってお給料をもらうんですか? つまり、あなたたちの“売りモノ”はナンですか?」

と問われ、あれこれ小難しく考えこんだことを想い出しました。

「時間、ですか?」

ん~~~、なるほどねえ、時間・・・


時間はだれにも平等ですから、売りモノには向いてないかも・・・


「そう、

いまだれかが云ってくれたように、

労働(力)

ですね」


これを枕に、

M.Weberの理論の解説を始めました。


さいきんの、同一労働同一賃金は、なぜ、

地域間格差を

無視した話になっているんでしょう?


本来、都市でも田舎で、わたしのような専門職は、

まったく同じ仕事を、同じ質で、おなじ労働密度(忙しさも、労働時間も、感情や精神の負荷も、ほぼ同等で)こなしているんです、

なのに、

“地域差゛の名の下に、

不当なレベルの賃金の格差が

放置されています。


最賃の賃上げを話すなら、

同一労働同一賃金も

話さなくては いけません。

とくに、専門性の高い仕事ほど、労働の質を評価して、

地域差を緩和して、賃上げをする必要がある。

でなければ、

地方では質の悪い医療、看護サービスでもしゃーないわな、

というのを、

国民で納得せねばならなくなります。

皆保険だから、支払いは全国一律、なのにね。


そして、

賃上げを求めるなら、

それが物価上昇に必要なら、

事業者の人件費押し上げ分を、

控除するなど、

儲けの増えない事業者の、

租税負担を 減らさないと。

答申したって、

言うこときかんどー、

ということになります。


ここではほんとうに、いまの最賃の地域差が、家賃などの生活費の差を正しく反映したものであるか、

については、

踏み込みません。


でも、東京でも大阪でもはたらいたけど、生活費は給与がへったほどの差は、わたしにはありまんけどね。


この辺の、生活費の差っていうのは、

まじめに家事やれば、実感としてすぐカラダでわかるものです。

そもそも、家事の労働価値、がハッキリしてない日本。

まずは、家事労働をきちんと、労働として位置付けて給与をだすとしたら、いくらになるのか、考えてみたらどうでしょう?

家事を外注するなら、いくらなら妥当と思うか。


・・・・・・

労働は、売りモノ、です。

息子には、売れる労働力を 身につけて自立していってほしいなあ。

でも、20年後には、労働、の概念も、変わってるかもしれませんね。

どんな仕事が、

残っていくんでしょうか。

賃金、

ではなく、

労働の本質的価値、

ってものを、考えていきたいと

思った、

最賃

のはなしでした。





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