「もしも東京」展と「竜とそばかすの姫」

「もしも東京」展、これはすごい展示会だった。まずは無料という点。なぜこんなに素晴らしい展示会が無料なのか。本来であれば2020年。東京オリンピックが華々しく行われるはずだった時に開催する予定だったらしい。きっと外国人観光客をメインに行われるはずの企画だったかのように思う。

2020年コロナ感染拡大とオリンピック開催延期を経て2021年の今に行われたことに私は感謝したい。2020年と2021年ではきっと参加する漫画家先生たちの心境は大いに変わったからこそ、今この東京の真実を赤裸々に表す展示会になっているように感じた。すべての作品に今を感じたし本当に凄いとしか言えない作品ばかりだった。(私の語彙力がなさ過ぎてすごいしか言えない・・・)

そのあとに「竜とそばかすの姫」をみた。あの映画には今と未来を感じた。劇中に出る「U」という仮想世界。これは近い未来に我々の前に現れるものだろうと思う。そんな「U」の世界は東京の女子高生から田舎の女子高生までつながるルーツとなる。ネタバレになるので詳しく言えないがこの映画は今と未来そして我々のこれからを考えさせられる物語だった。(個人的には細田監督作品の中でいろいろテーマが多く、もう少し簡易的に収めてもよかったのでは?と思ってしまった・・・。)

アニメ映画も漫画も本当にやめられないのはこうしていろいろ考えながら私が心のオアシスにしているところが多いのかもしれない。

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