普通の世界線で生きているはずが

普通とは何だろうか。私の愛してやまない「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」のドラマ版藤崎さんは「普通を演じるのも慣れた」というセリフがある。ドラマ版の藤崎さんは恋に興味がないアンロマンティックに近いキャラだ。

このドラマを見ていた時に「普通とは?」と私も考えてみた。私は割と社交的だったが、小学校のころちょっとしたよくある子ども同士のやり取りで分かりやすく仲間外れにされた。ただ運よく、仲間外れにしていたのは行き帰りが同じだったグループの子で、クラスでは普通だった。この時私は女子ってなんてめんどくさいのだろう、なぜこんなグループのような集団が出来上がるのだろうと思った。そして女子はだいたい3人になりやすく私はだいたいその3人のうちの1人となり、2人が仲良くしているのを眺め、他の友達グループへ行ったり一人でうろうろしていた。グループ内で何かあったらそそくさ出ていき別のところへ行ったりした。とにかく女子は恋愛話の縺れが多く、私は本当に興味もなくどうでもよく笑顔でフェードアウトしていっていた。少し大人になり女子=女性の世界はもっとめんどくさくて、でもとりあえず笑顔で人の恋愛話を聞いて、興味があるように話を振ったりしていたが正直全然内容は覚えていない。一番古くつるんでいる子は恋愛体質でよく3時間ぐらい電話で恋愛話をしているのを黙って聞いてあげていたがほぼ覚えていない。

・・・・あれ、私恋愛にそんなに興味なくない?そして私も普通を装っていたのか・・・。と気づかないようにしていたことをこのドラマでふと思い出したような気がした。

ただチェリまほについては本当に2人の幸せを私はずっと祈っている。BでLのフィクションの世界だけど私はこの優しい世界が大好きだ。私は恋愛がよくわからないけど、人が恋愛で幸せになることはとてもステキで尊いことなんだと思う。それを多分できない私は普通じゃないのかもしれないけど、結構そこそこ幸せに過ごしているからいいとしよう。そんな日でした。

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