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アストンマーティンで親孝行

僕が群馬県から新幹線でなく、アストンマーティンで東京の実家に帰省すると父は嬉しそうだ。
なぜ嬉しいのかというと父もアストンマーティンに乗れるからだ。

僕の父は車好きの母の影響で車好きになった。
結婚前はセドリックという日産の地味なセダンに乗っていたが、母との結婚を期にシトロエンのXMを購入した。
それからはずっとイタリア車やフランス車ばかりを買っている。
我が家のファミリーカーといえばシトロエンXMやアルファロメオ166やランチアテージスなど俗にエンスー車と呼ばれる車ばかりだった。

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そんな父はドイツ車が大嫌いで、僕が空冷ポルシェを買った時も全然喜んでくれなかった。
父に僕のポルシェを運転して貰いポルシェの素晴らしさを知ってもらおうとも考えたが、父は頑なに空冷ポルシェのハンドルを握ることはなかった。
そんな父を誘って代官山蔦屋へドライブに出た時も、僕のポルシェのあまりの爆音と排ガスの匂いに助手席に座る父が耐えられなくなり、祐天寺の辺りで自宅に引き返したこともあった。

しかし僕が購入したばかりのアストンマーティンで帰省すると父は助手席に乗りたがった。
また30年以上も、MT車を運転していない父が僕にアストンマーティンを運転したいと言ってきた。
喜んで運転を代わると父は息子の前でエンストすることを恐れてかなりアクセルを煽って勢いよく発進した。
登り坂ではアストンマーティンの特殊なハンドブレーキに四苦八苦し、クラッチが焦げる匂いを漂わせながらも何とかエンストせずに坂道発進をする事が出来た。
最初はかなり怖かったが30分もすれば慣れたようで、僕は安心して助手席で寛ぐことが出来た。

帰省する度に父が運転したがるので3月に帰省した際に僕は思いきってアストンマーティンを実家に置いてくる事にした。
その代わりに父が昨年コルツィオーネで購入するも、あまりの乗り心地の悪さから母親から不評を買ってしまったアバルトを僕が群馬で乗る事になった。

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コロナウィルスの影響で3月の帰省を最後に1ヶ月以上、僕は東京の実家に帰る事も出来なくなってしまった。
母とたまに電話で話すと父は毎週末、嬉しそうにアストンマーティンで出かけているそうだ。
夫婦でドライブにも出かけるようにもなったし、いつも洗車場で車を洗ってもらう父が自分で洗車をするようなったそうだ。
母親もアストンマーティンの上質なインテリアや高音質なオーディオが気に入っているようだ。

振り返ると中学から私立の学校に通い、大学ではアメリカ留学もした僕はかなりお金のかかった息子だったと思う。
そんな僕に惜しみなく投資してくれた両親に対して、アストンマーティンを買う事で少しは親孝行が出来たのかなと思うと僕はこの車を買って良かったなと思った。

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1991年生まれの28歳です。 群馬県でヒラ社員をやりながら、アストンマーティンV8ヴァンテージに乗っております。 Instagramもやっております。 @takeyoshihara

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コメント (2)
素晴らしきかな親孝行。そうありたいものです。
蕎麦宗様
コメントありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
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