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2024年の話(9)山との日々

南アルプスの仙丈ヶ岳登山から1週間も立たないうちに鳥取の大山へ出かけました。50オーバーの登山未経験者としてはなかなかなハードスケジュールです。これをこなした自分をこれを書きながら褒めてあげています。朝の4時に京都を出て、夜中12時を過ぎて京都に戻ってきました。

緑の美しい大山

懐かしい気持ちで大山に入りましたが、登山者が多くて気持ちがしんどくなってしまいました。体力的には大丈夫だったのですが、下山で膝がどうもおかしい感じがしてきました。高校のバスケ時代で膝を痛めていたので、同じ姿勢を続けたり冷えたりすると膝が痛くなるので、日頃から注意していたし、特に下山では脚の運びに気をつけ、腹筋や骨盤の使い方も工夫していたのですが、やってしまったようでした。ただ、今までがかなり順調だったので、一日寝たら復活するかもと期待していました。

膝のコンディションでの落ち込みはあったものの、私にとってはとてもうれしい連絡が他でありました。山に行くことで次への道がひらかれていくのを不思議な感覚で受け止めていました。自分の力ではない何か大きな力が働いているのを今まで以上に強く感じるようになっていました。これまで本や人を通して自分の中に取り入れた知識が私のものとなって理解できるようになっていく感覚がありました。それは小さな小さなことですが、とても深い豊かさを与えてくれるもので幸せを感じることがどんどん増えていってました。

今回の登山では、冷静に客観的に物事を見る目を養うこと、心の余裕をいつも持つことの大切さを学びました。無理は禁物です。身体の声を聞き、その真意を理解する。今の私は真意を理解しようとするではなく、自分の思考でこの肉体を動かしていることに気づきました。頑丈な身体に改めて感謝です。思考を超えた世界がもたらしくれることを信頼して進んでいく時期がきたようです。

予定していた富士山への出発が4日後に迫っていました。膝の違和感は2日様子を見ましたが治らずで正直焦りました。3日目には軽く足慣らしのために散歩に出かけ、サポーターを念のために購入しました。そして、いよいよクライマックスである富士山へ出発です。富士山には登頂できたのでしょうか?続きは(10)へ

今日も読んでいただき、ありがとうございます。


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