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新チームが始動して、3か月を振り返る。

こんにちは!
最近ぼブログの更新が全然できていませんでした。
今日は、テスト期間でオフに入るので、新チームが始動して3か月を少し振り返ろうと思います。
目次がたくさんあり、書きたいことも多いですが、是非ご一読ください!

~目次~
1.新チームのコンセプト
2.二転三転したゲームモデル
3.止める、蹴る、観るの意識付け
4.ほぼ初心者のGKをトレーニング
5.外部からの情報を利用するが、鵜呑みにはしない
6.選手との築き上げたい関係

1.新チームのコンセプト

新チームのコンセプトは
「人も、ボールも、観ている人の心も動かすサッカー」です。
僕はサッカーに限らず、スポーツで人を感動させることは可能だと思います。
僕も、サッカーの試合を始めて生で観たときは感動しましたし、パリサンジェルマンにバルセロナが大逆転したときには、朝から叫んで走り回りました。ラグビーの日本代表が南アフリカを倒したときは叫んでしまいました。
それほどスポーツには人々を力があると思います。
僕の指導しているチームはありがたいことにOBの方が熱いサポートをしてくださいます。地域の方々が応援してくださっていることを毎日感じます。
そのような方々に恩返しをするには、サッカーで感動させるのが一番だと思います。
選手が好きなサッカーで見ている人と一体になる。
そういう大きな目標を掲げ、チームを進めています。
まだまだ、理想とは程遠いですが、少しでも近づけるように、選手に言い続けたいと思います。

2.二転三転したゲームモデル

この短期間で、ゲームモデルは3回モデルチェンジしました。

①4-4-2でバランスよく、サイドの個人技を生かして圧倒する
②5-3-2でカウンター。中央に相手をおびき寄せてショートカウンター
③4-2-3-1でポゼッション。主導権を自分たちが握る

①は個人で質的優位をつくれる選手がいたので、それを生かせるようにしました。しかし、選手権予選の1戦目で、4バックの連係がうまくいかず、重心が後ろに下がり、いい形でボールを奪うことができなかったため、変更。

②で5バックにすることで、必ずカバーがいる状態で、ボールを前で奪うアクションを起こしやすくしました。ボールを奪い、前線の速い2トップにあててカウンターの流れは、そこそこ機能していたように思います。しかし選手権予選の2戦目では前に急ぐ意識が強すぎて、マイボールにできるシーンでも相手に回収されるシーンが目立ち、結果予選敗退となりました。

③は選手から、「ボールを繋いで主導権を持ったサッカーがしたい」という意見が出たので、新人戦はそのゲームモデルで戦うこととしました。新人戦までまだ期間はあるので、突き詰めていきたいと思います。

3.止める、蹴る、観るの意識付け

選手の全員が止める、蹴る、観るのレベルが標準まであるチームではありません。
しかし、トレーニングを続けることで少しずつ改善したように思います。
具体的には次のようなトレーニングをしました。

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ボールを失わないように対岸のフリーマンに届けるトレーニングです。
サイドの2枚の選手が、前向きにボールを持つことで、相手を引き出し、結果、中央のフリーマンを使って、対岸にパスを通すこともできました。
また、トラップからパスの動きが速くなることで、外側からDFのラインを突破できていました。
W-upではスクエアパスを2回に1度、6角形のワンタッチパスと交互に行うことで、コントロールからのパスの技術と、ダイレクトで前進するテンポをみにつけました。

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上の図がスクエアパスです。試合を意識させる声掛けも大事でしたし、映像でプロのパスのスピードをみせるなどして、選手の意識をあげ、練習の強度を高めました。

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これが次の段階のトレーニングです。
まだまだ、技術が足りず、顔をあげて状況を確認することが難しいですが、テスト明けからはチャレンジさせたいと思っています。

3か月続けてみて思ったのは、選手は上手になってます。上手くなっているという声掛けで、選手の表情も変わります。練習は明るくなります。
指摘することも必要ですが、次のプレーで改善されたら大げさでもいいので褒めることが必要だと感じました。

4.ほぼ初心者のGKをトレーニング

実は僕はGK出身です。
基本的にゲームも最低1つはGK目線から必ず話をします。
というのもGKのミスは即失点につながるので、GKがミスをするとFPから悲しいほど言葉が届くからです。
例えばバックパスで奪われた場合に、GKが責任を感じるようなことがなく、
①バックパスをゴールから外したか
②利き足を意識してパスが出たか
③サポートの角度をとっていたか
を必ずチーム全体に確認し、GKとFPを繋ぐようにしています。
あと、GKの飛び出しの時にFPが「出ろ!」というのも基本的に禁止にしています。
中途半端な飛び出しをしたり、迷ったり、声を出さなかったら、GKに指導しますが、「GKの出した指示を全力で遂行して、失敗したら話し合え」
と言ってます。
この効果もあってか、うちのGKはDFラインの裏のカバーリングは見違えるほど上手く、積極的になりました。

あと週に1度GKにつきっきりでトレーニングをしていますが、デモはほんと大切ですね。特にダイビングやブロッキング。
怖いと思ってしまうプレーこそGKコーチはデモをみせないといけませんね。
GKもコーチも泥どらけになる日は、GKが成長した日になるなと感じています!

5.外部からの情報を利用するが、鵜呑みにはしない

僕はYouTubeで流れてくるトレーニングやTwitterで紹介されている練習にアンテナを張っています。
しかし、そこで気を付けていることは、「鵜呑みにしない」ことです。
ネットで紹介されている練習は基本的にトッププレーヤー用です。
うちのチームの選手のレベルを考えたときに、ノッキングが起こってしまうと、意味がありません。
自分のチームに合わせるために練習のオーガナイズも多少いじります。
「外部からの情報を利用するけど鵜呑みにしない」
生徒にも伝えていきたいなと思います。

6.選手との築き上げたい関係

ゲームモデルのときにも少し上げたのですが、僕は選手の意見を尊重したいです。
結局サッカーをするのは選手ですので、選手が感じたことを意見できる関係でありたいなと常に思っています。
この関係を「選手との距離が近すぎる」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
前のチームでは「選手と喧嘩しろ」ともいわれましたが、仲良くしたいですよね…。
あと、自分にそういう引っ張り方は向いてません(笑)
選手と一緒に練習の準備もしたいし、人数が足りていなければ雨の中でも混ざりたいし、リフティングで技を競いたいし、バーあてもしたい。選手がヨーヨーテストをするときは一緒に競いますし、フィジカルトレーニングも一緒にやります。
そうすることで、選手との距離が近くなり、信頼関係が生まれると私は思います。
まだ20代ということもあり、体力的に問題はないです。
選手と一緒にサッカーを楽しんで、強くなりたいと思います。

テスト期間で、私も選手も授業に集中しないといけませんが、練習メニューをぼちぼち考えて、新鮮な気持ちでまた練習を迎えたいと思います。

またどこかで、こういうブログも書きます!
ご一読と拡散をお願いします!

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