見出し画像

物を大切にする、使い切る文化を大切にしたい。

昨日の日本経済新聞で「EVを定額充電 まず企業へ月額5000円」という記事が掲載されていました。

東京電力ホールディングスと中部電力は、電気自動車(EV)向け充電の定額サービスを2021年にも始める。
全国で約7千基の充電器について、まず企業向けに1台あたり月額5千円前後から提供する。国内の電力需要は新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいるほか、少子高齢化で中長期的にも減る見通し。一方、世界的な「脱炭素」の流れでEV向け需要は拡大が見込めると想定し、新たな収益源として育成を急ぐ。

今回の新型コロナウイルスをきっかけに私たちの日常生活が見直されていますよね。

感染拡大防止のために様々な国でロックダウン(都市封鎖)など措置を行ったところ、大気汚染や水質が改善されたという報告がニュースで紹介されていました。

実際に海外で働く友人のFacebookの投稿を見ていても、普段は空気が汚くて山なんか見えなかったのに空気がすごく澄んでいるので遠くの山が綺麗に見えると投稿していました。
先日、中日新聞の記事では、ステイホーム期間中に家の中にあるものを整理する人が増えて、服や宝飾品をリフォームする人が増えているということも記事になっていました。

今まではどの業界においても大量生産・大量消費・大量廃棄の経済システムでしたが自分自身も含めて「物を大切にする文化」が定着していくといいなと思いました。

私が尊敬している企業が福岡・天神にあります。
「時計クリーニング」というサービスを提供しているハナブサさんです。

ハナブサさんと出会ったのはもう何年も前のことです。就職祝いに父親からもらった時計のベルト部分が皮脂で汚れてきてしまったので、綺麗にしてほしいと思って購入したお店に持って行ったのですが、修理は行っているがクリーニングのようなことはやっていないと言われてしまい「時計 クリーニング」と調べて出てきたのがハナブサさんが運営している「時計クリーニング.COM」でした。

ここのホームページで、時計は調子が悪くなくても、年に一回クリーニングに出しておくと長く良い状態を保てるということを知り、私も定期的にメンテナンスをお願いしています。

初めて時計クリーニングを依頼して驚いたのが時計クリーニングを行っていただくと共に、消費電力などに異常がないかすべてチェックをしていただき、異常個所があった場合はどこが調子が悪いのか、修理をするといくらくらいかかるのかというのをいくつかのプランにまとめていただき、提案書をPDFでいただくことができます。

私はハナブサさんの時計クリーニングのサービスを通して「物を大切にする文化」を教えていただきました。

お仕事でもお世話になっているので話を伺うと、全国から依頼があるようです。
人それぞれ使っている時計には思い入れがあるので大切にしたいという方はきっと多いですよね。

でも、それは時計だけではなく、多くの業種で言えることではないかなと思います。

大量生産・大量消費・大量廃棄の経済から言葉だけではなく本当の意味で持続可能な社会にしていくには、消費者としても「物を大切にする文化・サービス」にお金を使い、支持し、一票を投じることなんだと思います。

物を最後まで使い切る文化、僕は日本に残していきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?