横浜にある広島のマツダ R&Dセンター
マツダは広島の会社だ。カープの赤いヘルメットに準えたソウルレッドを車両に展開するなど、地元愛も強い。そんな広島の会社が、実は横浜に大きいR&Dセンターを保有している。首都高速・横羽線から見えるマツダの建物がそれだ。
主に先進技術の研究開発向けの施設だが、1F部分はイベントの際に一般開放されるようで、結構なギャラリーがあるとのこと。また首都圏でのマツダ車の広報車保管場所も兼ねているようで、よくジャーナリストの記事などに出てくる。
さてなぜマツダがここに研究所を持っているか?それはこの土地、元々は実はフォードの日本工場跡地である。1925年に日本フォードを設立し、27年からこの土地でT型フォードのノックダウン生産を始めた。日本初の本格的な自動車組立工場だった。トヨタ自動車がAA型を作るまだ前の話だ。
その後戦前戦後の時代を経て、フォードがマツダと資本業務提携を行うにあたり、マツダは自社株とこの工場の土地を交換した。それがこの土地をマツダが保有するに至った経緯である。
広島県の企業が不思議な場所に拠点を持っているものですね。もう少し調べたら、色々面白そう。
そのうち気が向いたら、横浜にあるトヨタの風車のお話でもします笑。
▼マツダ復活劇はこの本がわかりやすかったです。
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