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会計インフラ構築までに、どのくらいの時間がかかるか?

さて、法人の登記が完了しました。4月は法人登記する会社が多い点と、コロナ影響により処理するリソースが比較的少ない、ということで、約2週間かかりました(汗。これにより、法人がある前提で、会計インフラを構築することができます。

構築すべき会計インフラは、何か?

会計インフラとして、何を構築する必要があるか?をまず整理します。私が考えたのは、こちらです。

(1)会計クラウドの利用
(2)銀行の法人口座
(3)クレジットカードの利用

(1)は、決算をしないといけないので、会社経営におけるお金周りを一元的に管理し、財務諸表を作成できる会計システムが必要であり、現在だと、会計クラウドの利用が優位です(別のエントリーで、freeeかMoneyForwardか?は書きましたので、こちらもご参照ください)。

(2)は、お金の入金と支払の入り口として必要です。この必要性は説明するまでもないかと思いますが、どこの銀行で法人口座を作るべきか?という問いについては別途エントリーします。

(3)は、主にお金の支払についてですが、クレジットカードの利用により、(1)の会計クラウドと接続できて便利です。もっと言えば、SUICAなどの交通系電子マネーも法人向けに一元管理できるように整備しておくと、経理精算作業の工数を格段に低減することができます。

最終的に、会計インフラの構築に、どのくらいの時間がかかるか?

まず、(1)から(3)それぞれ単独でどの程度時間がかかるか?から整理します。(1)は、どの会計クラウドにするか?を意思決定すれば、すぐに使えるようになるので、リードタイムを気にする必要がありません。一方、(2)は、申請してから審査を経て、メガバンクでは約6週間、ネット銀行で約3週間かかりました。(3)も、申請してから審査を経て、約3週間かかりました。なんで、そんなに時間がかかるの?と思いますが、その問いはスコープアウトにしますね。

(ちなみに余談としてメガバンクのお話。結論、口座開設できたのですが、ネット銀行に比べて時間がかかりました。途中審査プロセスの中で確認が入るのですが、提出書類で確認できる質問が多く、少しげんなりしました。この電話までの時間は何だったのか、と。まあ、そういうものか、と心を落ち着かせるのが賢明だと思いますが。)

以上を踏まえて、全体として、どのくらいの時間がかかるか?を整理します。(1)は前述の通り、思考から外して良いです。(2)、(3)は、提出書類として、法人が存在することを証明する謄本が必要なので、登記完了が基点になります。(3)は、クレジットカードの引き落としをする銀行口座の情報が必要ですが、審査プロセスを先に走らせて、後で銀行口座を接続することが可能なので、(2)と平行させます。よって、全体の期間としては、(2)を考えればよく、会社登記から約6週間、が、問いに対する私のケースの答えです。

ということで、会社の登記申請を基点とすると、本会計インフラの構築までに、約2か月かかりました。。。4月は期初で法人設立が多いので法人登記に時間がかかったり、ゴールデンウィークやコロナウィルスの影響があったり、と通常よりも時間がかかったのかもしれませんが、約2か月くらいかかるものだ、と考えておくと、物理的にも心理的にも良いスケジュールを組めると思います。

おわりに

私はせっかちなのと、物事が整っていないと気持ち悪い性格なので、元々想定はしていたものの、すごーーーく時間がかかった感覚です(実際かなり長いと思います)。これから会社設立される方は、本エントリーを参考にして頂き、期間の長さの心積りと無駄のない申請をして頂ければと思います!

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