会計クラウドは、「Money Forward」と「freee」のどちらにするか?

ほとんどの人が、"初めて"会計業務に携わる

会社を立ち上げると、会計をしないといけません。サラリーマンをしていた人で会計業務に携わっていた人は比較的少ないと思うので、初めて、会計業務に向き合う人が多いと思います。

昔だと、税理士を雇って、弥生会計を使って、というケースが多かったと耳にしますが、いま、会社を立ち上げた際には、Money Forwardかfreeeを使う人が大半だと思います。

Money Forwardか?freeeか?の私の結論と観点

では、Money Forwardとfreeeはどちらが良いのか?ですが、結論、どちらでも良いと思います笑。私は、freeeにしました。少し投げやりに受け止められるかもしれませんが、これらの違いについて考えました。

1. 各社の戦略
2. 仕訳業務オペレーション
3. 他サービスとの接続性
4. コスト
5. サポート体制

現状では、大差ないかなと思います。仕訳業務の仕方や、自社サービスの展開の広さ等で差分はありますが、気になるほどではないと思います。機能について細かい対応表で〇×をつけても、スピード感を持って取り組んでいる領域なので、時間が少し経てば全然変わることだと思うので。

Money Frowardとfreeeの事業戦略の違い

一つだけ気にしたのは、1. 各社の戦略です。Money Forwardは、法人向けだけでなく個人向けや金融サービスを展開しているのに対して、freeeは法人のSMBに特化して展開しようとしています。参考はこちら。

これらの戦略は、経営リソースをどこに使うか?の問いに対する一つの答えだと思います。中長期的に経営の局面が変わっていく中で、どのように経営のかじ取りをするか?私は、小さな会社を経営する中で、freeeの方がコミット度合いが高い(Money Forwardは金融に重きを置くのではないか)と、自社との合致度が高いと思ったため、freeeを選びました。

会計クラウドに関する私以外の意見

私の周りで独立している人たちに話を聞いたところ、Money Forwardの方が多かったですが、税理士の方々と色々と話していたら、前述の通り、大した違いはないという私の理解に至りました。

とある税理士の方は、Money Forwadは丸の内系、freeeは渋谷系と話していて、企業風土や事業への取組みの姿勢等について触れていましたが、それらも勘案に入れても良いかもしれません。

なお、前にもエントリーしましたが、会計を含む基幹システムは、事業が大きくなって、上場等も考えるようなレベルに達したら、改めて考え直すことになると思います。その時に、何かのオプションを制限するような不可逆な選択をしないようにしなければなりませんが、Money Forwardかfreeeかの選択は、それに該当しないので、色々な軸でどちらかを選べばよいと思います。

ちなみに、その税理士の方は、Xeroという海外の会計クラウドを非常にほめていて、日本の会計クラウドはイマイチ、と言っていました。Money Forwardもfreeeも、まだまだ伸びしろがあるということですかね笑。

おわりに

ということで、会計クラウドは、Money Forwardかfreeeの二択。選択基準はみなさん各々で異なると思いますが、どちらかを選んでおけば、大きな問題にはならないと思います。日々利用するサービスなので、上記の観点で調べて試してみて、気に入った方を選んで頂くのが良いと思います!


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