見出し画像

20210708 [vision] 仮説の作り方

今日はクラーク記念高校の学生に仮説の立て方の話をしました。仮説とは、これから証明する必要がある自分の考えに 自分の立ち位置を明確にしたものです。仮説を立てると良い事は、 勉強する目的が明確になるので、 どちらの方向に勉強すればいいかわかることと、 質問に答えたいと言う意欲から知識が頭に入ると思います。 これは学校の勉強だけでなくても、他人が気づかないことに気づけるようになる実社会でもすごく役に立つ技術です。

仮説を作るプロセスは、以下のような 4つのステージを踏みます。すなわち、直感、関心、質問、立ち位置。 少し平たく説明してみましょう。 直感とは、何か見たり聞いたりしたことへの違和感です。例えばそれはフェアトレードの話を聞いていたときに、これはほんとにフェアなんだろうかと違和感を覚える事です。違和感を覚えたときに、その違和感を捨ててしまわずにとりあえずノートなどに書き留めておきます。

そしてその違和感がどこからそう思うかを考えてみます。なぜと考えるより、どこからと考えた方が、空想に走らずに客観的に深掘りできるようになります。 例えば、フェアトレード・コーヒーにすることで、コーヒーの価格は20%ほど上昇することができますが、コーヒーの価格の中で農家の人に支払われる金額は2%ほど上昇するだけです。残りの18%はどこに行ったのかと言う違和感が あることに気づきました。
https://www.su-re.co/post/coffee-fairtrade-good-intentions-or-numbers-game

直感から生まれた関心と考察から、 2者選択の質問をつくります。例えば、このフェアトレードの状況に農家の人は満足しているかどうか?

最後に自分はどちらのポジションにつくか立ち位置を明確にします。例えば、フェアトレードのこの状況下でも「農家の人は満足している」と、 自分の立場を明確にします。 そしてこれが仮説です。

画像2

画像3

ここでスイッチが入れば、 フェアトレードに参加している農家の人が満足かを調べる活動に入ります。

この続きはまた別の機会に書きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?