見出し画像

グリュックリッヒ/ヴァリアス・アーティスツ (‘94)

Glucklich / Various Artists (‘94)
本作はドイツのコンポスト(Compost)レーベルからリリースされたコンピレーション盤で、サブタイトルにあるようにドイツでリリースされたラテンやブラジル風味のフュージョンをコンパイルしたアルバムである。このアルバムはその後も続編がリリースされ、数年前にはVol.6がリリースされている。いずれのコンセプトも本作と同様のラテン、ブラジル風味となっている上、すべてのジャケットはフォルクスワーゲンのクルマで統一されているなど、ドイツ編集盤らしいこだわりも嬉しい。

本作では、同レーベルのレイナー・トゥルービーによる選曲とプロデュースにより、新旧の未発表曲を含む10曲が収録されている。この手のファンには気に入っていただけること間違いなしである。

コンポスト ドイツ盤
裏ジャケット

かなり前にVol.1とVol.2をアナログ盤で購入し、その後にCD化されたVol.3とVol.4を入手、今後はVol.5とVol.6を購入予定である。

また、車好きには嬉しいジャケットで、本作はビートル、Vol.2はタイプ2(バス)、Vol.3はニュービートル、Vol.4はバギー、Vol.5はカルマン・ギア、Vol.6はサン・パウロ(SP)となっている。サン・パウロはブラジルで生産されたワーゲンで、生産数も少なく、まさにレアな一台である。

Vlo.1〜Vol.4までのジャケット
Vol.5 カルマン・ギア(Discogsより)
Vol.6 サン・パウロ(Discogsより)

クルマ好きなので、どうしてもこの手のジャケットには惹かれてしまう。おまけにクルマの方向性もオリジナル志向に加えて、カスタムの方向性は’70年代風となっており、往年のスタイルを知るものには、まさに垂涎のジャケットデザインである。

A面1曲目「オーシャン・ソング/サンバーズ」

A面2曲目「アンティシペイテッド・ジョイ/ナマズ」

B面1曲目「ライク・ア・サンバ/ジョン・トーマス」

SpotifyではVol.1〜Vol.6をコンパイルしたプレイリストがあったので、興味のある方はどうぞ。曲数が多過ぎるのが難点。

フュージョンとブラジルは組み合わせやすいのか、よくコンピレーション盤のテーマとしてもピックアップされている。こういったコンピレーション盤でお気に入りのアーティストを見つけ、掘り下げてみるのも楽しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?