見出し画像

イラストレーション(プロダクト)の値引きはしない

こんにちは。

トヨクラです。

イラストレーションにしろ、プロダクトにしろ、基本僕は値引き(セール)はしません。

プロダクトに関してはお店さんに対しては希望小売価格というもので、メーカー側は価格を強制することはできないので、こちらの希望という形になってしまうのですが、できるだけ希望小売価格で販売して欲しいと思っています。

前に定価で買った人がセール品を見たら、後で買えばよかったと残念な気分になりますし、セールするということは、早く売り切りたい、処分したいという気持ちの方が強い気がしています。

僕自身は次々に新しい商品を出して、古いものは処分していくというサイクルを取らないので、自分のお店ではセールはしません。

目先の利益を考えるとセールしたくもなるんですが、自分で作ったものは大事にしたいし、長い目で見たときに、セールして損なわれるものが多いと思うんです。

そういった意味でも戸田研究室さんの活動はとても参考になるし、好きです。

丁寧に良いと思えるものをずっと売っていく。

そういう活動をしたい。

僕は絵も売りますが、自分の絵をセールされたらとても悲しいですしね。

今まではプロダクトの話でしたが、イラストレーションに関しても同じだと思っています。

イラストレーションの仕事も、値引きされる仕事はたいして良いものに仕上がらなかったり、そもそも熱量がお互いにないんですよね。

だからお互いがきちんと納得した上で、熱量を持って良い仕事ができるよう、見積もりも自分の値段で出しますし、それで通らないなら、それでよしとします。

モノや仕事には相応な値段があって、それは作り手が悩んで悩んで出した値段であって、それを簡単に崩されたくないのです。

決して作り手の一人よがりで高くしているのではなく、周りの意見、環境、経験などから絞り出したものなので。


価格競争は自分(ブランド)を消耗してしまいます。そして息切れする。
長距離を走るつもりなので、寄り道して遅れても、ゆっくり自分のペースで過度な競争はしないでいきたいですね。