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2021年度はコロナ禍でも税収が過去最高に。それでも、プライマリーバランス黒字化目標を凍結するか

11月26日に、2021年度補正予算案を閣議決定した。11月19日に取りまとめた「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」を踏まえ、 一般会計の歳出が35兆9895億円となり、2020年度第2次補正予算の31.9兆円を上回って補正予算として過去最大規模となる。

これと合わせて、2021年度補正予算案では、2021年度の税収は過去最高となること判明した。コロナ禍で、緊急事態宣言も断続的に堕されていたにもかかわらず、なぜ過去最高の税収となるのか。

税収が好調だと、財政収支は改善する。しかし、高成長前提で税収見通しを立てても捕らぬ狸の皮算用となる。今後の見通しは、保守的な経済成長の前提でも財政収支がどうなるかを見極めなければならない。

では、2021年度の税収増は、今後の税収見通しにどう影響するか。実は、今後低成長を前提としても、2025年度のプライマリーバランス黒字化は堅持可能になる見通しになる。

その背景はどうなっているか。


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