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一週間の座禅を続けて理解したこと

『傷つきやすい人のための図太くなれる禅思考』を読みました。禅思考(ぜんしこう)ってなんだ? と思ったのがきっかけ。

お寺の住職さんのお話から、心を図太くする考え方を学ぶ内容です。禅学(自身の存在を考え真理を悟る学問)の用語と共に、ありがたいお話がたくさん書いてありました。

心の在り方ひとつで人生は大きく変わる。嫌なことも受け止め方を変えれば気持ちを穏やかに過ごせる。たしかにその通りです。

でも考え方を変えるのはなかなか難しい。表面に出せないぶん、行動を変えるよりも困難。

だから読んだ人の中には「それが出来たら苦労はしないんだなあ」と思う方もいるかもしれない……と思いました。


巻末には「眠れる座禅」のやり方が書かれています。本の紹介を見た時からすごく気になっていたんですよ。

自分は長年不眠症で、よく眠れる方法を探すことが人生のテーマみたいになっています。この本を読もうと決めたのも快眠目的が大きなところ。あと座禅ってなんだかかっこいいという不埒な理由もありました。

よく読み込んでからさっそく実践。10分間ほど座禅してみました。

しっかりと呼吸を意識してすぅぅ……はぁぁ……。

なんか眠くなってきた……でもきっと慣れないことをしているせいに違いない……。

その日はぐっすり眠れました。

一日だけじゃ効果が分からないので一週間ほど継続。

その結果「座禅をしてから布団に入るとよく眠れる気がする」という結論に至りました。

「鼻から息を吸って口から吐く」を繰り返すことで正しい呼吸になり、脳の機能が活発になる。すると身体の疲れを敏感に察知し「お前疲れてるんだから早く寝ろ」と指示を出す。そのため入眠の姿勢が整うのではないか?

……なんてそれっぽいこじつけをしてみたり。あくまでも個人の予測です。

とにかく目覚めは良く、ちゃんと眠れた気分です。

睡眠の質が向上したってことでしょうか。おかげで寝る前の座禅が日課になりました。

座禅ってすごい。

今までいろんな不眠解消を試してみましたが、個人的には効果の高い方法だと思います。自分と同じく不眠でお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひお試しくださいませ。

頂戴したサポートは今後の創作活動の資金として使用させていただきます。 より楽しんでいただける文章や作品作りを目指しますので、どうぞこれからもよろしくお願い致します。