見出し画像

素晴らしきゲーム音楽の世界[29]キャサリン

今回は2011年にプレイステーション3(以下PS3)などで発売された『キャサリン』のゲーム音楽についてお話します。

ジャンルはアクションアドベンチャー。大きく分けると、ドラマの進行を見つつ主人公を行動させるアドベンチャーパートと、パズルを解いてステージをクリアするアクションパートで構成されています。

若い男たちの奇怪な死。それにまつわる不気味な噂。
落ちる夢を見たとき、すぐに目覚めないと本当に死んでしまうらしい。
物騒なニュースが街を賑わす最中、主人公ヴィンセントのもとに見知らぬ美女が現れる。
彼女の名は「キャサリン」。奇しくも5年の付き合いになる恋人と“同じ名前”をしたその美女と、ヴィンセントは一夜の過ちをおかし……。
──そして、悪夢の夜が始まるのだった。

               キャサリン|アトラス公式サイトより引用

あらすじの通り、ちょっとアダルティなストーリーなんですよ。現恋人と突然現れた魅力的な女性の間で揺れてしまう主人公の三角関係は、プレイヤーの選択次第で様々な結末を迎えます。

アドベンチャーは思いのままに進めることができる一方、アクションパートは非常に難しかったです。現在はアップロードで難易度が優しく調整されましたが、発売当初は激ムズで大変でした……。

2019年にリメイク版となる『キャサリン・フルボディ』が発売され、よりボリューミィに、より遊びやすくなっています。特にDLCでヒロインの声優さんを変えられるようになり、何度でもドラマを楽しめるようになりました。

さらに2020年7月にはswitchでも発売予定。お好きなハードで遊べます。

PS3版発売の初回特典として、劇中のBGMを抜粋して収録したサウンドトラック&アートブックが付属されていました。

ATLAS作品で音楽担当が大好きな目黒さんなら期待できる! そう思って予約購入しました。あれがもう9年前の出来事だなんて……。

画像2

作中のBGMはクラシックをアレンジしているものがいくつかあります。メジャーな曲も多いので、プレイしていて「聞いたことある」と思うこともたびたび。

それ以上に同社で発売しているペルソナシリーズを思わせる曲調が多いので「ああATLASの作品だ……」と変なところに浸ったりもしました。

お気に入りの曲は『ブルックスはかく語りき』行きつけのバーで流れる曲ですが、大人の雰囲気が醸し出されていて耳に残っているんですよ。

公式サイトの動画では、40秒過ぎから流れる曲です。

おそらく原題はリヒャルト・シュトラウスの『ツァラトゥストラはかく語りき』だと思います。

あの「2001年宇宙の旅」でお馴染みのパーパーパー……パパー! ドンデンドンデンドンデンドンデンっていう……伝わりませんね。すみません。

画像1

ゲームを購入した理由の一つは、声優さんのキャスティングでした。

主人公の声を山寺宏一さん、ヒロインの声を沢城みゆきさん、三石琴乃さんが演じていらっしゃるのでお芝居は間違いないと予想。サブキャラクターの配役も豪華です。

期待を裏切らない出来上がりだったので、物語にはぐいぐい引っ張りこまれました。

ただ前述の通り、パズルアクションが難しくて……優しく調整されたものの、一度クリアしてお腹いっぱい。二度目のプレイには至りませんでした。

きっとリメイク版は、さくさくドラマを楽しめるようになっていることでしょう。switch版欲しいなあ……本体持ってないけど。

頂戴したサポートは今後の創作活動の資金として使用させていただきます。 より楽しんでいただける文章や作品作りを目指しますので、どうぞこれからもよろしくお願い致します。