2022/5/17 レンジ感満載!
Ken:先週金曜日、海外市場でのリスク回避巻き返しの動きを引き継ぎ、株高・金利高・クロス円上昇でスタート。ドル円は東京仲値に向けた実需のドル買いもあり一時129.63lvlの高値をヒット。ただ4月中国鉱工業生産・小売売上高が予想を大幅に下回ると、再びリスクオフに反転、豪円は高値90.10台から88.50割れ、ユーロ円133.75lvlまで下落、連れてドル円も128.70lvlをヒット。時間外米10年金利は東京朝一2.95%lvlでしたが一気に2.89%lvlまで低下し、ドル円の下落を後押し。
欧米時間、仏中銀総裁によるユーロ安懸念発言を受け、ユーロ買いが先行し1.0440lvl・ユーロ円135.05lvlまで上昇、ただ15日投開票の独西部の州議会選挙で与党が大敗と報道されると、独政局不安からユーロ売りに反転し1.0390lvlまで下落。その後は米長期金利の下落や対資源国通貨でのドル売りもあり1.04台前半で下げ渋る展開。
ドル円は、欧州序盤のユーロ円の上昇やオプション絡みのドル買いフローの噂もあり一時129.60lvlまで上昇。5月米NY連銀製造業景気指数が予想を大幅に下回ると129円割れに下落、米10年金利が2.85%台まで低下したこともドル円にはネガティブ要因。ただ堅調な原油相場を受け、資源国通貨円が上昇、カナダ円100.70lvl・豪円90.15lvlの高値を付けドル円の下値をサポート。
通貨強弱(24時間):カナダ>ポンド>豪ドル>NZドル>ユーロ>円>米ドル
株価は、原油の上昇を受け石油関連株の買いが優勢になりダウは一時300ドル超上昇、ただ先週末の調整買い戻しの反動でナスダックが軟調、終始マイナス圏で推移したことで引けにかけてダウは上昇分を吐き出す展開。
原油は、上海のロックダウンが6月解除との見通しが発表され、エネルギー需要拡大期待から買いが先行、またEUによるロシア産原油の段階的な禁輸措置が今月中に合意するとの警戒が高まったことも相場を押し上げる要因、一時114.90lvlまで上昇。
ポジションは、豪円ショート持ち越し、ドル円を129.50でショート。
BOSS:米中共に経済指標が弱く出て、景気減速懸念が支配する相場展開となりました。
ドル円の上値は想定通り、129.60/70が重かったものの、下サイドは、米金利低下にも関わらず底堅く推移。
ポジション:ドル円: 極小ロングは、中国の超悪数字に、サポート切れを待たずにcut。時間雲下を抜ける事が出来ず、反転で極小買い戻し。雲上抜けで買い増し‼︎ レジスタンス手前@129midで少し利確も、その後の極悪米指標で投げ~ほぼチャラな1日となり、SQです。
Ken:さて本日ですが、RBA議事要旨、4月英雇用統計、1-3月期ユーロ圏GDP改定値、4月米小売売上高となります。
相場は膠着状態で新しい材料待ち、本日は米小売売上高に注目集まりますが、どこまでリアクションするのか…
個人的には米中とも経済指標の内容が悪く、どちらかと言えば株価・金利・円とも調整中との考えは継続。
戦略:豪円ショート【92.05】ドル円ショート【130.05】
・ドル円は、日足で陰線、下落している5日線の↓で4日連続。転換線129.43・21日線129.27もレジスタンス。下値は基準線128.05がサポートライン、切れると更なる調整に。短期では時間の雲128.95-85がサポートしてますが、これまた下抜けすると下落モード拡大。
・豪円は原油の上昇で日足で下髭付けての陽線、ただ日足雲90.76-87.43内の動きである事、日足転換線90.65がレジスタンスは変わらず。短期でサポート要因の時間の雲89.10-88.85を下抜けするかに注目。株価動向に注意しながらショートキープ。
BOSS:米国は景気減速懸念&インフレピーク見た説濃厚ながらも、6月&7月は50bp上げ確定。その後が不透明になりつつあるので、FRBの本心見極め調整相場かなと思います。
中国はロックダウンの影響出まくりで、景気悪化も、ロックダウン解除との明るいnews有り。EUによる露原油禁輸措置導入と共に、エネルギー価格上昇に寄与。
日本では、黒田総裁が、先週金曜日の講演会で「為替の急激な変動に懸念表明」はしたものの、今までの「基本的に円安は悪く無い」発言は一切無かった事がマニアの間で話題となってます。日銀の指値オペや黒田氏発言の度に円安に振れた批判に耐えられなくなり、且つ、元首相安倍氏の「日銀は政府の子会社」発言にムカついているのかもしれません…「黒田ライン」ではありませんが、「黒田トーン変更ライン」は引かれた可能性ありです。
しかも、輸入物価の高騰が目立ってます。日銀の政策変更・ニュアンス変更に期待がかかります。
加えて、何度か触れましたが、「渡航制限解除」方向に動いており、コロナ後初の経済好転に期待が持てます。
戦略:ドル円: 上昇のkeyは日米金利差。米金利がモタついており、且つ、今後も一方的な金利上昇は期待出来ず~その意味ではドル円の上値は押さえられると思います。
一方で、原油を筆頭に小麦やコーヒー等コモディティ価格の上昇止まらず…実需の円売りも健在且つ、拡大方向~下値をサポート。
米金利動向次第では大幅調整の可能性を秘めた日替わりレンジ相場を予想してます。
昨日は8時間雲上が見事に上値を押さえ、時間雲下が下値をサポート。
本日は8時間雲上@129.30/35がレジスタンス。時間雲下(現状@129.80今後129.55迄下落)がサポート。米金利を見ながら、熱くならず、レンジ対応したいと思います。
Ken:了解です。では本日も頑張ります♪
BOSS:(^o^)
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