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2021/7/16 ボックスレンジが続くも、クロス円売りが優勢!

Ken:日米株価指数が軟調にスタートし、クロス円の売りが先行しドル円は連れて下値模索、一時109.82lvlの安値ヒット。6月豪雇用統計は強弱まちまち、4-6月期中国GDP・6月鉱工業生産・小売売上高は予想比良い結果でしたが反応は限定的、むしろ豪・NZドルはロングの投げ売りが相場の重しになり豪ドル0.7455lvl、NZドル0.7000割れまで下落。このドル買いにドル円は110.00近辺まで下値を切り上げる場面もありました。その後日本株以外のアジア株が堅調に推移したことで、リスクオンのドル売りが先行し、豪ドル、NZドルとも下値を本日の高値圏まで切り上げる。欧州時間、アジア引けにかけてのドル売りの流れが継続してオープン、時間外米10年金利が低位安定してることもあり、ドル円は109.75lvl、ユーロは1.1850lvlをヒット。サンダース英MPC委員のタカ派なコメントでポンドが一時1.3900lvlまで急伸したこともドル売りが優勢になった要因の一つ。ダウ先物・欧州株、仮想通貨の下落が優勢になる中、緩やかにドル買い戻しが広まり相場の膠着感が鮮明に。NY時間、STL連銀総裁の“緊急措置を終了させるタイミング”とのコメントにドル買いが加速しドル円は一時110.10lvl、ユーロは1.1800lvl、豪ドル0.7435lvlをヒット。NY連銀製造業景気指数↑フィラデルフィア連銀製造業景気指数↓と強弱まちまち、ただ米10年金利が依然上値が重く一時1.3%割れに、また原油・半導体指数の売りが優勢になり、資源国通貨円を中心にクロス円が下落、連れてドル円も再び109.80割れに。豪円81.40lvl、ユーロ円129.60lvlの安値。株価は好決算を発表した銘柄が買われる一方、半導体指数の売りが加速しナスダックが下落、ダウは若干プラスとまちまち。原油はUAEが増産決定との報道に売りが優勢になり、1.5%超の下落。
ポジションはドル円のショートを日足BOSSの線(55日線)手前109.85lvlで縮小、株価の下落を見てNZロングのヘッジで豪ドルをスモール0.7465lvlで売り。

BOSS:米国新規失業保険申請件数が新型コロナ流行後最低となりました。これは12州で失業支援プログラムが縮小している事もひとつの要因と考えられ、今後更なるプログラムの縮小、終了に伴い、労働者供給が見られる可能性が高いとのこと。パウエル議長は「雇用」がテーパリングのキーと明言しており、来月発表となる7月米雇用統計の注目度は更に高まりますね。
為替市場のあるある: 「誰だかいまいちよぉ判らん人」の発言に必要以上に反応する。
昨日の場合、サンダース英MPC委員の鷹発言で1.3820/30近辺から1.3900手前まで上昇!!!!!!
上記セントルイス連銀総裁のコメントもそのひとつ。ドル買い加速で、例えばドル円は昨日高値の110.10をhit。
昨日、私のコメントには「今回の1.3880/1.3900はスルーするかも」と申し上げましたが、いち委員の戯言でショートカバーが炸裂した為、前言撤回! 嬉々として売り直しました。
ドル円は予定通り~朝イチ売り放題からの~「109.75/55買い戻しゾーン」突入で半分以上買い戻し。STL連銀総裁発言で再度110円台で売り戻しました。
当然、「政策決定機関」に属する方々のコメントは重要ではありますが、例えば、FOMC議長が連日、議会で証言してる最中のいちメンバーのコメントに過剰に反応するのは意味が判らず~特に過剰と思われる反応があった場合で、自分のview、戦略に反する動きがある場合はチャンスと捉える様にしてます。

Ken:さて本日ですが、BOJ金融政策発表、6月ユーロ圏HICP改定値、6月米小売売上高、7月米消費者態度指数に注目です。
BOJはノンイベントと考え、米小売売上高後の株価特にナスダックの動向には要注意。
米長期金利の低位安定、株価・原油の調整が優勢の環境下では、クロス円の上値が重い展開が続くと想定。NZロングのヘッジで売った豪ドルは株価の動き次第では外す予定。
戦略:ドル円ショート(111.05) NZドルロング(0.6897) 豪ドルロング(0.7505)
・ドル円:日足陰線継続で下目線は継続。転換線110.25、基準線110.48、21日線110.54がレジスタンス変わらず、また4時間足雲110.08-60が上値を重くすると仮定し110.20-50では売り指値。下値日足雲109.55-15がサポート。
・NZドル:リスクオフ地合いではロングは苦しい状況。0.6900-0.7100のボックスレンジがまだ続きそう。21日線0.7002、日足転換線0.7010、基準線0.7063、200日線0.7075がレジスタンス。ただ短期では時間足雲上限0.7010をクリアにブレイクすると底打ち感が出てショートカバーが加速する可能性あり。株価・コモディティ価格動向には要注意。

BOSS:本日も金利&株価動向に為替市場は左右されそうです。
戦略:ドル円: Kenが良く触れる4時間一目がこのところ好調ですね。昨日の高値110.10を止めたのも実は4時間の雲下でした!! イントラデー的には昨日程熱く無く…STL連銀総裁のお陰で売り戻せたショートは先程109.80levで買い戻し済み。時間足ストキャスティクスも売られ過ぎ風ですし、出来れば109.90/110.10で売り戻したい。正直、昨日の109.75underの固さが気になって、若干ヒヨッテます…
Gbp$: サンダース様のお陰で売れた1.3880/90のショートは早々に1.3850levで利確済み…
各国の金利が低下傾向である中、英に関しては、細々と上昇気味。
因みに…6月25日以来~1.38/1.39外でのNYC closeは2日だけ!! 如何にこのゾーンが居心地良いのかって話ですよね。統計学的にはまだまだ余裕ありで、このゾーンに居てもらっても良いのですが、イメージ的にはそろそろ出ていきそう。下落方向希望ですが~過去のパターンでは、下落前に一度雲上(1.3960)を触るので気になってます。また、昨日のサンダース委員のコメントに対する過剰行動を分析すると~「短期はショートっぽい」「買いたい人も間違いなくいる」「英金利上昇気味」等々、一筋縄では下がらなさそうな気配も有ります。
「歴史は繰り返すシリーズ」があるので極小ショートkeepですが、GILTにも目を向け丁寧にトレードしたいと思います。

Ken:了解です。
4-6月期NZ消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る結果で、NZが買われてますが、BOSS指摘のように跳ねた所の売り圧力はそこそこありそうです。ユーロ圏の株下落が強く、相関性強い日本株の動向には要注意です。
では本日も頑張ります♪

BOSS:(^^)v


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