自己催眠
自己催眠は、リラックスして意識の状態を変え、自己改善のための潜在意識へのアクセスを目指す技術のこと。
自己催眠は、単体では効果があまり見込まれないが、認知行動療法などと組み合わせることで効果を発揮するという文献がいくつかある。メタ分析でも、中程度から高程度の効果があるという論文も。
例えば、マインドフルネスはボトムアップ的に現実をありのままに捉え、自分の思い込みに染まった認知を改めるといった形で効果を発揮する。つまり、ネガティブな物事の捉え方を改め、他の解釈の可能性、つまり柔軟性を高めることが知られている。一方で催眠は、トップダウン的に認知を方向づける。特に自分のとって都合のよい暗示の方がかかりやすいことが分かっており、その暗示によって認知の仕方にバイアスをかけることで効果を発揮する。自己成就的予言やプラセボ効果のようなものに近い。また、解離との関係が深いことも知られている。
自己催眠のプロセス
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