2018シーズンのブラウブリッツ秋田について、2017シーズン最終戦の1点目から考える
うまく要約できず長いタイトルになりました…
2017年12月3日、ブラウブリッツ秋田(BB秋田)にとって歴史的な試合となったガイナーレ鳥取とのアウェイゲーム。久富賢選手が挙げた貴重な先制点に繋がる一連のプレーに、2018シーズンのBB秋田に期待したくなる要素がありました。
スコアレスで迎えた61分。日髙慶太選手の右サイドからパスを、中央付近でフリーの状態だった山田尚幸選手が左足でトラップ。山田尚幸選手は右から相手DFが接近しているのを見たためか、ボールを持ち替えずにそのまま踏み込み「利き足ではない左足で」強烈なミドルシュートを放ちます。DFの間からゴール枠内に飛んでくるシュートに対して、鳥取GKは前に弾くのが精一杯。するとPA内に走り込んでいたBB秋田の選手4人のうちの1人である久富選手が、GKの動きを冷静に見て押し込みました。
2017シーズンに新しく就任した杉山弘一監督が、練習初日から取り入れていた「ボールの中心を捉える」練習。一朝一夕ではなく、積み重ねによってのみ得られるであろう基本的な技術の習得により、シュートやパスの精度を向上させようとする取り組み。その成果が発揮されるのは2018シーズンかなと、漠然と予想していました。しかし、BB秋田の1点目にその一端が見られたように思えてなりません。
12月8日、クラブは杉山監督の続投を発表。そして山田尚幸選手を筆頭に、杉山監督の指導を受けた選手の多くがチームに残る2018シーズン。粘り強く最後まで諦めない「秋田らしさ」に加えて、J2を目指すに足るような、より確実性のあるプレーを見せてくれるのではないか。そんな期待が高まります。
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