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ぷよちゃんといっしょ 第1話








あるひ ぷよちゃんは おもいました。

「はたらきたくないなぁ」

そうです ぷよちゃんは はたらきたくありません。




ぷよちゃんは はたらきたくないので はたらきませんでした。

すると たくさんの おてがみが とどきました。



ぷよちゃんは つよくおもいました。

「おかねがほしい!こんなせいかつ もういやだ!」





ぷよちゃんは このきもちを うたにすることにしました。

あいほーんの がれーじばんどあぷりをつかって ちーぷですが きょくをつくったのです。





ぷよちゃんは ゆーちゅーぶに つくったきょくを あっぷしました。



じぶんの うたごえには じしんがなかったので オザケンのまねをして うたいました。





するとなんということでしょう。

にんきのあいどるが

「このきょく まじやばい!」

といって ねっとで かくさんしてくれたのです。


そのアイドルは特別可愛くも無ければグループの人数も多いのでどのパートを歌ってる人なのかも分かりません。
自分で楽器を弾いてもなければ曲も作ってもいないのに中指を立てた写真をSNSにアップするような無礼な人間で一度も深みなど感じたことないし興味も無かったけど、自分のフォロワーがリツイートやお気に入りするせいで見たくもないツイートを見せられたぷよちゃんはそのアイドルが好きじゃありませんでした。

でも ぷよちゃんは うれしかったので

「これがぶらんどってやつか」

と、おもいました。






あいどるのついーとは なんじゅーまんりついーとされ ゆーちゅーぶも なんぜんまんかいさいせーされ ぷよちゃんは ばずりにばずり にんきものになりました。

するとなんということでしょう。

「こんどそのあいどるを そろとして うりだすから きょくをつくってほしい」

と ぷろでゅーさーさんから れんらくがきたのです。





ぷよちゃんは こまりました。

「じぶんは たまたま あれがつくれただけで、きょくなんて つくれない」

しょーじきにそういうと、ぷろでゅーさーさんは

「じゃあ きょくはこっちでつくるから なまえかして」

というので ぷよちゃんは

「いいよ」

といいました。





するとなんということでしょう。

「どこのだれがつくったか わからないきょく」

ということで わだいになり、めちゃくちゃうれました。





そのご ぷよちゃんのもとには あじをしめた れこーどがいしゃからの おふぁーが さっとーしました。



かれらは ぷよちゃんのなまえをかりて たくさん きょくをだしました。

ぷよちゃんは ばれることをおそれ かたくなに めでぃあには でませんでした。

それがまた みすてりあすな みりょくとなり

「ここうのてんさい あらわる!」「いろんなきょくがかける まるちとらっくめーかー!」

ともてはやしました。

あたりまえです。 いろんなきょくが かけるのは いろんなひとが かいてるからです。






しかしぷよちゃんの あたまには ひとつのことばが うかんでいました。

「ざいあくかん」

じぶんは ひとを だましているんじゃないか、そんなことを おもったのです。





でも ねたら わすれました。だいたいのことは ねれば どうでも よくなるのです。



そもそもネットから出て来て特に自分で調べもせず、疑問も持たず、他人が良いと言ったから自分も良いと言ってしまうアイデンティティーの無さのせいで勝手に騙されてるんだからそいつらに非があんだろ。

ぷよちゃんは そうおもうことにしました。






そうしてぷよちゃんは えたおかねの つかいかたも わからず、
いえで せんべろゆーちゅーばーの どうがをみながら きょうも むいにいきるのでした。

「おかねがあっても ゆめがなければなぁ」

ぷよちゃんは そんなことを おもって、またねて わすれては、ひびを すごすのでした。



おしまい




夢の一つに自分の書く文章でお金を稼げたら、 自分の書く文章がお金になったらというのがあります。