自分で考えるということ#13

クライアントさんとお話をしていると、いろいろな考えに振り回されているように思うことが多々あります。
(あくまでも初期の段階で、の話です。何度もカウンセリングを続けるとそうではなくなります)

極にふれてしまう人が多い、
と言い換えても良いかもしれません。

バランス感覚がない、
と言い換えても良いかもしれません。

私がAと言えばAに飛びつき、
Bと言えばAを忘れてBに飛びつき、
Cと言えばAもBも忘れてCだけになる、
というように。

高校のスポーツ祭で女子のサッカーを見ていたことを思い出します。
あっちにボールが飛んで行けば全員がボールを追いかけ、こっちに飛んでくればみんながこっちに追いかけて来る、みたいな。
そんなイメージ。
誰もいない空いたスペースで待っていればすぐゴール決められるのに、と思っていたものです。

「AとBとCどれが正解なんですか?」
「矛盾してませんか?」
と言われはしませんが、そう感じているように感じる時があります。
全然矛盾していないのですが、それを矛盾だと思ってしまうようです。
これも一種の正解主義の弊害だと感じますね。
必ず一つ明確な正解があるという考え、です。

世の中というものはいろんな真逆のもので成り立っていると思います。

例えばネットでいろいろ検索していると、

「朝型人間が成功する」
という情報があると思えば、
「夜型人間が成功する」
という情報もある。

本屋さんに行っても真逆のタイトルの本が隣に並んでいたりする。

「目標は人に言った方が良い」
という情報もあれば、
「目標は人に言わない方が良い」
という情報もある。

例を挙げればキリがなく、皆さんもすぐに思い当たることがあると思います。

なぜそうなるのかと言ったら、これについても様々な見解があると思います。

例えば、ある方向・ある立場から見ればそういう見解になるよね、ということ。
例えば、単純にそういう偏ったタイトルにすることで読んでみよう、手に取ってみようと思わせるため、ということもある。

いろいろな情報、真逆の情報があるけれど、そういった情報を自分なりに咀嚼して考えるということをしない人は振り回されます。
自分で考えようとしないからモラハラする人の言うことを真に受けてしまうのです。
言われたことをそのまんま受け取ってしまう癖をなんとかした方が良いです。

いろいろまとめると、
受動的で能動性がない人は振り回されますし、成長がないです。
はっきりと答えが出ずにグレーのままでいることに耐えられない人も成長がないです。

私のカウンセリングでは、
「いろいろな考え方を自分のものにしていく」
という感覚を覚えていただけるようにと思って意識して行っています。
「自分のものにしていく」というのは「腑に落ちる」ということでしょうか。
なかなか言葉で伝えられるものではないですね。

カウンセリングを受けてみようと思う方というのは、ここに書いたようなことをある程度感覚として既に持っている人だと感じます。
「頭だけでの理解」と「腑に落ちる」ということには相当な差がありますよね、と気付いた人だと感じます。
カウンセリングを受けようと思った時点で既に変革し始めているということです。
たくさんの人と話していると「変われるセンス」ってあるように感じますよ。

こういう抽象的な話はあまり受け入れられないのだろうなぁ。
と思い、アメブロではなく、こちらに書きました。


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