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親は当たり前の国語辞典


上の子どものおしゃべりが上手になってきた頃から、個人的にちょっと困っていることがあります。

それは僕が発する言葉に対して「それはどういう意味?」と1日のうちに何度も聞いてくることです。

先日、保育園の行きだけで3つの単語の意味を聞かれました。


僕「坂があるから気をつけてね!」

子ども「坂って何?」

僕「・・・斜めになっている道のこと」

さか【坂/▽阪】の意味

1 一方が高く他方が低く傾斜している道。また、その傾斜。さかみち。「―を上る」「下り―」

2 物事の区切りを、坂の頂上にたとえていう語。多く、年齢についていう。「六〇の―を越す」

goo国語辞典より


僕「いっぱい看板あるね」

子ども「看板って何?」

僕「・・・伝えたいことを載せている板」

かん‐ばん【看板】の意味

㋐商店などで、宣伝のために屋号、扱う商品、うたい文句などを書いて人目につく所に掲げておく板状のもの。

㋑劇場・映画館などで、出し物・俳優名などを書いて入り口に掲げる板。

2 世間に信用のある店の屋号。また、店の信用。「看板を借りる」「看板に傷がつく」「看板料」

3 人の注意や関心を引きつけるのに有効なもの。また、人気があり、主力となる人や商品。「看板娘」「看板役者」「当店の看板料理」

4 表向きの名目。見せかけ。「看板と実態が異なる」「看板倒れ」

5 《看板を外すところから》閉店。特に、飲食店・酒場などがその日の営業を終えること。「そろそろ看板にしよう」

6 選挙区内での知名度。評判。「地盤」「鞄 (かばん) 」と合わせて「三ばん」という。

7 武家の中間 (ちゅうげん) ・小者 (こもの) などが仕着せとした短い衣類。背に主家の紋所などを染め出したもの。

goo国語辞典より


僕「遊具たくさんあるね」

子ども「遊具って何?」

僕「遊ぶための大きめの道具?かな」

ゆう‐ぐ〔イウ‐〕【遊具】の意味

遊戯に使う器具。遊び道具。また、観覧車などの大型施設についてもいう。

goo国語辞典より


急に聞かれるとなかなか答えるのが難しいことも多いのですが、僕たちが当たり前に理解していることでも子どもたちには分からないことがたくさんあります。認識で納得するのではなく言葉で理解しようとしている子どもたちにとって、親は近くにいる国語辞典のような存在なんだと日々感じています。

当たり前を当たり前としてスルーするのではなく、しっかり伝えてあげることで、子どもたちの世界ももっと広くなっていくのだと思います。

あと、ただ教えるということだけではなく

「自分で調べてごらん」


という言葉も大切にするようにしています。そしていつか子どもが親になった時に、子どもにとって正しい国語辞典になってほしいなと願っています。


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竹鼻良文/TAKEHANAKE

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