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【Match Preview】明治安田生命J1 第16節 FC東京-鹿島アントラーズ

2022/05/28 (Sun.) 15:00 Kick Off
2022明治安田生命J1リーグ 第16節
FC東京-鹿島アントラーズ
@味の素スタジアム

Team Data

鹿島アントラーズ

(1位)

直近の試合結果

5/7 リーグ 広島戦(A) ●0-3
5/14 リーグ 札幌戦(H) ○4-1
5/18 ルヴァン G大阪戦(A) ○3-1
5/21 リーグ 浦和戦(A) △1-1
5/25 リーグ 鳥栖戦(H) △4-4

欠場予想

荒木遼太郎(腰痛で離脱中)
松村優太(負傷でU-21日本代表を辞退)
名古新太郎(左腓骨筋腱亜脱臼で離脱中)

Topic

上田綺世
…出場したFC東京戦は3戦全勝、2試合連続ゴール中

FC東京

(6位)

直近の試合結果

5/8 リーグ 鳥栖戦(H) ●0-1
5/14 リーグ 磐田戦(A) ●1-2
5/18 ルヴァン 福岡戦(H) △0-0
5/21 リーグ 柏戦(H) △0-0
5/25 リーグ 清水戦(A) ○3-0

欠場予想

林彰洋(右膝前十字靭帯損傷、外側半月板損傷で離脱中)
エンリケ・トレヴィザン(左肩関節脱臼で離脱中)

Topics

ヤクブ・スウォビィク
…出場した鹿島戦は3戦全敗。
アダイウトン
…出場した鹿島戦は4分5敗と勝ちなし。

Game Data

直近の対戦成績

・2017/02/25 鹿島 0-1 FC東京
・2017/07/08 FC東京 2-2 鹿島
・2018/04/11 FC東京 2-1 鹿島
・2018/08/01 鹿島 1-2 FC東京
・2019/04/14 FC東京 3-1 鹿島
・2019/09/14 鹿島 2-0 FC東京
・2020/07/26 鹿島 2-2 FC東京
・2020/08/26 FC東京 1-2 鹿島
・2021/05/09 鹿島 3-0 FC東京
・2021/10/23 FC東京 1-2 鹿島
リーグ戦通算:鹿島23勝、FC東京10勝、9分
※鹿島は直近の対戦5試合負けなし、3連勝中

予想スタメン

Preview

強みを活かしながらスタイルを構築するFC東京

前節はサガン鳥栖と4-4という壮絶な撃ち合いを演じた鹿島アントラーズ。ドローに終わったものの、この結果で再び首位に浮上。今節はそこから中3日でのアウェイゲームとなる。対戦するのはFC東京だ。

FC東京は現在6勝4分5敗で6位。昨季までアルビレックス新潟を率いていたスペイン人のアルベル監督が今季から指揮を執っており、新たなスタイル構築に挑むシーズンとなる。今季は着実に戦術が浸透しているものの、安定感に欠けた試合ぶりが目立ち、このところはリーグ戦3連敗を喫するなど苦しんでいたが、前節は清水エスパルスを相手に小川諒也の2ゴールなどで3-0と快勝。勢いを持って、中3日での今節に臨む。

アルベル監督のスタイルはボールを大切にするポゼッションスタイル。だが、他のチームと違うのは味方同士の距離感が広く、ピッチ全体を幅広く使っていること。センターバックが横幅を取って開き、そこからウイング、サイドバック、インサイドハーフが絡んでサイドからボールを前進させていくのが主なやり方だ。ボールを失えばすぐにプレスを掛けにいき、常にボールを保持することで主導権を確実に自分たちのものにしていく。

課題としては、距離感が広いが故にプレスなどで追い込まれると、サポートを得ようにも難しく、一気にハマってしまうことだろう。まだこのスタイルが1年目ということもあり、後ろの面々に独力でプレスを剥がせ、というのは厳しい部分がある。そのため、相手から激しくプレスを受けると、思うように繋げなくなる、自分たちのスタイルに持ち込めなくなる、というのは今のFC東京がぶち当たっている問題になっている。

それでも、FC東京には前線にディエゴ・オリヴェイラやアダイウトン、永井謙佑といった馬力のある強力なアタッカーを擁している。彼らにスペースと時間を与えることが出来れば、多少強引でもチャンスを作り出すことが出来るのだ。そのため、FC東京は繋ぐことにこだわりつつも、相手を引き付けたと見るや裏のスペースにボールを蹴り込んで、アタッカーたちを走らせることが少なくない。彼らを活かしたシンプルな攻撃も相手にとっては、充分に脅威となる。

鳥栖戦の反省を活かせ

鹿島は連戦ということもあり、流石に消耗は否めない。上田綺世と鈴木優磨の前線2トップも、ここ2試合が競った展開だったこともありフル出場している。強度高くいきたいところだが、とてもそれでは90分持たない。メリハリは必須だ。

前節の鳥栖戦では相手がポゼッションした時に、一時的に引いて構える姿勢を見せ、相手の攻撃を受けながらも一発で仕留めようとする省エネスタイルで勝ち星を得ようとしたが、その時間帯に自らのミスで失点。結局、3点ビハインドとなった後半に一気にギアをフルパワーに上げざるを得なかった。この省エネスタイルを上手く使いこなすことが出来なければ、今節のような連戦やこれからの夏場の試合で勝点を拾っていくことは難しくなってしまう。今節は前節成功しなかった課題解決への再チャレンジの場となる。

FC東京も前節の鳥栖と同じく、ボールを保持しながら鹿島陣内でプレーする時間を長くすることで押し込むことを狙ってくる。それを時間によっては、裏を取ることでひっくり返し、逆に押し込むことで相手の好きにやらせないことが必要になる。相手のアタッカーの馬力と強度の高さを逆手に取り、こちらの強度の高さを全面に押し出せる展開に持ち込みたい。

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