見出し画像

【Match Preview】明治安田生命J1 第23節 横浜F・マリノス-鹿島アントラーズ

2022/07/30 (Sat.) 19:00 Kick Off
2022明治安田生命J1リーグ 第23節
横浜F・マリノス-鹿島アントラーズ
@日産スタジアム

Team Data

鹿島アントラーズ

(2位)

直近の試合結果

7/2 リーグ 柏戦(A) ○2-1
7/6 リーグ C大阪戦(H) △3-3
7/10 リーグ 札幌戦(A) △0-0
7/13 天皇杯 G大阪戦 ○2-0
7/16 リーグ 神戸戦(H) △1-1

欠場予想

キム・ミンテ(出場停止)
荒木遼太郎(腰椎椎間板ヘルニアで離脱中)
松村優太(右大腿四頭筋損傷で離脱中)
名古新太郎(左腓骨筋腱亜脱臼で離脱中)

Topics

広瀬陸斗
…2度目の古巣戦。前回出場試合は4-2で勝利。

横浜F・マリノス

(1位)

直近の試合結果

6/25 リーグ 柏戦(H) ○4-0
7/2 リーグ 清水戦(A) ○5-3
7/6 リーグ 広島戦(H) ○3-0
7/10 リーグ C大阪戦(A) △2-2
7/16 リーグ 鳥栖戦(A) △2-2

欠場予想

宮市亮(日本代表戦で負傷)

鹿島キラーは…

アンデルソン・ロペス
…鹿島戦は通算8試合に出場して、4ゴールを記録している。

Game Data

直近の対戦成績

・2017/03/10 鹿島 1-0 横浜FM
・2017/10/21 横浜FM 3-2 鹿島
・2018/04/28 横浜FM 3-0 鹿島
・2018/08/19 鹿島 1 -0 横浜FM
・2018/10/10 鹿島 1-2 横浜FM ※ルヴァン
・2018/10/14 横浜FM 2-2 鹿島 ※ルヴァン
・2019/04/28 横浜FM 2-1 鹿島
・2019/08/10 鹿島 2-1 横浜FM
・2019/09/25 鹿島 4-1 横浜FM ※天皇杯
・2020/07/18 鹿島 4-2 横浜FM
・2020/11/03 横浜FM 2-3 鹿島
・2021/05/15 鹿島 5-3 横浜FM
・2021/08/28 横浜FM 0-2 鹿島
・2022/04/10 鹿島 0-3 横浜FM
リーグ戦通算:鹿島34勝、横浜FM23勝、8分

予想スタメン

Preview

超攻撃的スタイルで首位を快走するマリノス

代表戦による中断も終わり、今節から再開される明治安田生命J1リーグ。2試合連続ドロー中の鹿島アントラーズの再開初戦は、首位横浜F・マリノスとのアウェイゲーム、直接対決となる。

横浜F・マリノスはここまで13勝6分3敗。5月末に鹿島から首位を奪った後は、そのまま快走を続けている。ここまで48ゴールはリーグでダントツのNo.1と、その攻撃力は相変わらずで、ここ2試合はドローに終わっているものの、その内容もセレッソ大阪戦では2点ビハインドから追いつき、サガン鳥栖戦でも一度はひっくり返されながらも追いつく、という粘り強さを見せており、リーグ戦では現在8試合負けなしが続いている。ちなみに、今季ホームゲームでは未だに負けなしである。

横浜FMはここ数年築き上げたアタッキングフットボールを今季も変わらず貫いている。ポジションを動かしながら、ボールを保持して、相手ゴールに一気に攻め込んでいく。誰がどのポジションに立っていても、同じような崩しを再現性を持って出来るのがミソで、また起用される選手によってやり方も微調整されている。例えば、トップ下がマルコス・ジュニオールの時は比較的自由にボール近辺に顔を出すことが許容されているし、西村拓真の時は彼のストロングを活かしてストライカーのような振る舞いをすることが多い。各々の個性によって攻め方を柔軟に変えられるのも、横浜FMがゴールを多く奪える特徴なのだろう。

一方、守備ではボールを常に握りたい思考もあるのか、積極的にボール奪取に動いてくる。それは相手がボールを持っている時もボールを奪われた時もそうで、振る舞いとしては守備でもかなりアグレッシブだ。ただ、そのアグレッシブさの代償であったり、積極的にポジションを動かす反面、守備で相手チームにスペースを与えたり、カウンターを許してしまうケースは少なくなく、失点数は25と決して少なくはない。リードを奪っても、スタイルが変わらないため、撃ち合いの試合になることも多いというチームである。

絶対に負けられない試合のカギは前線

この試合を迎える前に、横浜FMは日本代表に7選手を送り出しており、韓国戦に出場した選手たちは中2日で今節となり、さらに4選手がコロナに感染していることを考えると、横浜FMにとっては不利な状況での試合になるかもしれない。

ただ、鹿島もこの間で7人のコロナ感染者が出ており、ケガ人や今節はキム・ミンテが出場停止なことも含めて考えると、調整は万全とは言えず、メンバー構成もギリギリな状況であり、文字通り満身創痍でこの試合を迎えることとなる。

そんな中で、今季の行方を左右する大一番というのはちょっとタイミングが悪い面もあるだろう。だが、ここで勝てれば、このところ停滞気味だったチームを一気に上向かせることができる。絶対に負けられない試合である。

とはいえ、今節は好調時のように強度を前面に押し出せるようなサッカーを見せるのは中々難しいだろう。そうなると予想されるのは、横浜FMのボール保持を許容しつつ、守備で我慢しながらロングカウンターでチャンスを窺う展開だ。昨季まで鹿島が横浜FMに勝った時は大体この展開なだけに、その再現を狙うことになる。

だが、そうはいってもミッション達成はかなり難しい。横浜FMのボール周りと崩しに守備陣は対応し続けなければいけないし、攻撃陣は少ないチャンスを決め切らないといけない。そうした中でカギになりそうなのは前線の選手たち。ロングボールが多くなりそうで、サポートも多くは望めない中で、どこまで時間を作って、味方を押し上げられるか。彼らのボールキープの成否が今節の試合展開を左右しそうだ。前回対戦では上田綺世と鈴木優磨が横浜FMのセンターバックに封じられたことが大きく響いただけに、リベンジを期す試合となる。

絶対に落とせないという意味では、今節はただの1/34の試合ではない。再開初戦で厳しい状況ではないが、普段以上のパワーを注いで勝点を持ち帰りたい。

リンク


遠征費とスタグル代に充てるので、恵んでください