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鹿島の現状をうっすら考えています

ルヴァンカップの名古屋戦が終わった直後に書いてます。いやー、全然ダメでしたね、鹿島。まあ惜しいシーンも結構あったんですけど、そこが入らない以上に相手の土俵でずっとサッカーやってたな、これじゃ厳しいやろ、って感覚通りの結果になってしまいました。

もうルヴァンは終わってしまったので、話はこっからどういう風にしていくことが大事なのか、という流れになっていくわけで。ぶっちゃけ、いつもだったらルヴァンの負けはそこまで気にしなくてもいいのかなって思うんですよ。常にタイトルを狙うクラブとしてはアカンけど、リーグ戦と天皇杯に切り替えて、頑張っていきましょう!って。いやまあタイトル逃しましたし、負け方もひどかったですけど、トーナメントっていつもより不確実性強いですし、そういうところで相手の土俵に乗ってしまうとどんなチームでも難しくなるのは避けられないわけで。海外でもリーグ戦で無双してるシティとかでもあっさり負ける時もありますし。正直、第1戦でセットプレーから先制された時点でまあしょうがないよね、って部分もあると思うんです。

ただ、この結論に持っていくにはリーグ戦がある程度戦えていることが大前提なわけです。リーグ戦は勢いも必要だけど、積み上げたものが最終的にモノを言う戦いなので。でも、現状どうでしょう。ACL出場権獲得圏内の3位にこそいますけど(※書いている間に神戸が勝点積み上げて4位になってました)、1位の川崎Fと2位の横浜FMとは大きく差をつけられて、ここからこの2つをひっくり返していくにはかなりキツいです。優勝目指してたチームで今の立ち位置は結構マズいですし、ACL出場権獲っても単純にOK!とは言えないわけです。

しかも、今季の鹿島はクラブ創立30周年でタイトル獲得はマスト!って打ち出してスタートした訳です。そのための補強も財政事情が厳しいながらしましたし。ところがリーグ戦は早々に脱落してしまった影響で、メンバー入れ替えながらタイトルの可能性を見出していきたかったカップ戦に結構全振りしなきゃいけなくなってしまった訳で。そんな中でルヴァンであっさり負けてしまった訳で。もう残す現実的なタイトルは天皇杯しか残ってないんですよ。でも、天皇杯は本当の一発勝負なのでルヴァン以上に不確実性が強いですし、残ったとて元日までサッカーやってると、来年はW杯イヤーで開幕も早くて終幕も早い過密日程が待っているのでそこに響くのは避けられない訳で。そんなことも考えながら、目標達成のためには天皇杯を勝ち上がっていかなければいけない訳です。

鹿島は今季途中にザーゴを解任した段階で、一度チームのリフォーム計画がストップしている状態です。今の相馬さんは火中の栗を拾った中でよくやっていると思いますが、現実問題としてチームが数年前から向きあわなければならない課題が解決されている訳ではありません。それでも今季の結果が良ければ、ある程度ハッピーエンドで終われるとは思いますし、外面的にも悪くないと思います。ですが、この不確実性の強い状況でもし結果が出なかった場合、チームに何が残って、今をどう評価して、それを今後にどうつなげていくのか、という部分は非常に怪しくなってきます。そのあたりをどうしていくかでチームの今後は決まってくると思いますし、もしここで躓くと今のタイトルには届かなくてもそこそこ強いみたいな立ち位置すら一気に壊れかねません。

ぼくはザーゴが解任された段階でこのあたりは注意深く観察していかないとヤバそうだなとずっと思ってます。とりあえず、今はああしろこうしろと思うよりかは、こういう風に立ち振る舞うんじゃないかなー、と予想しながら見ている感じです。なので、今季の残りもそんな感じで見ていきます。勝ってくれれば一番なので、そうなるといいですね。

遠征費とスタグル代に充てるので、恵んでください