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バブの使い道 in italia

こんにちは、タケディーナです。
ふと思い出したので、今回は入浴剤のバブについて書きたいと思います。

バブにハマる

うちの夫さんが日本滞在の際に気に入ったものの一つに、バブがあります。

普段、お風呂に浸かる、入浴習慣はない人ですが
日本で使ってみたバブに感激してました。
あの、シュワシュワ感に。かほりに。

イタリアにも入浴剤はありますが、バスソルトのようなものが主流で、シュワシュワ〜〜っとしたのは無いみたいなんです。

入浴剤を作る日本企業の取材をテレビで見たことありますが
本当に工夫を凝らして、研究されてできている。
さすが日本。風呂へのこだわりが違う。
下手したら、普通の温泉よりも効能もいいらしいです。

ということで、日本からイタリアにバブを箱買いして持って来ました。
うちはバスタブ有りなので。

しかし、イタリアに来てみて思わぬ落とし穴が。

思わぬ落とし穴

我が家は、ガスでお湯を沸かすのではなく、タンク式です。
リフォームの際にオール電化にしたので、ガスが無いのです。

このタンク式、バスタブにお湯入れると、お湯が終わるんです。
タンクの中に貯まっている量しか、使えないんです。
再びお湯が貯まるまで時間がかかるので、バスタブにお湯を入れるとシャワーが冷たくなるのです。
お風呂とシャワーを一緒に出来ない…
しかも、イタリアのバスタブは日本のよりもデカい。

日本では、そんな「お湯不足」に陥ったことになった事なかったので、
思いもよらぬ落とし穴でした。
日本はガス式で沸かさなくても、電気で沸くようになってますもんね。
深く考えなくとも無限にお湯が出てくる。
日本のお風呂文化のためにあるようなシステムかもしれません。

そんなこんなで、お風呂に浸かることもほぼできなくなりました。

残念ながら、バブの出番は無くなったわけです。
これは、冬の話です。

水風呂にバブ

そして、夏の話。
夫は夏のランニングの後や暑い時に
水を浴びたり、水風呂に入るのが好きなようで
よく水風呂に入ってました。
お湯はなくなるけど、水なら入れると。

私は暑くても水風呂には入ってませんでしたよ。
冷たすぎる。

しかし、ある日のこと。

ほのかにバスルームに香るバブの匂い。
バブが減っているではありませんか。
そして、開封済みのバブの袋を発見。

私は聞きました
「え、もしかして、水風呂にバブ使ったの?」と。

返事が帰ってきました
「そうだよ!使ってみた、いい香り〜!」と。嬉しそうに。

水風呂にバブ・・・

さらに聞きました
「水に溶けないでしょ?シュワシュワもそんなにならなくない?」

さらに答えました
「そうだね、あんまりよくは溶けない。
でも、ただの水風呂よりも断然いい。
お湯とバブの方がもちろん良いけど、お湯は問題があるでしょ。
水風呂ならお湯のような心配は不要だから!」と笑顔と共に。

好きなんだそうです。
水に溶けないバブでも。
本来の効能を発揮しないバブでも。

なんと斬新な。

私が2回ほどしか使わなかった(使えなかった)
12個入りのバブは
10回ほど水風呂に使われて終わりました。

まあ、バブだって使われないよりも
喜んで使われた方が嬉しいかもしれない。

日本ではなかなか出会わない出来事でした。
「普通は」、とか、関係ない。
自分が良いと思った使い方をする。
斬新な発想。
そんな事も面白い日常の一つです。

それでは、この辺りでお別れです。
またお会いしましょう。

タケディーナ拝

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