住宅 in Italia

Buongiorno!
こんにちは、タケディーナです。

先日、トイレについて話題にさせていただきましたが、今回はイタリアの住宅事情についてです。

「トイレ」についてのお話は、沢山の方に読んでいただき、反応していただき、嬉しいかぎりです。（密かに、" トイレネタは盛り上がる説 " は正しいことを確信した私でございます。）
こんなに反応いただいた後、何を書いたらいいのかしら・・・？という気持ちになりました。いわゆる、ビビリです。
今まで10スキくらい平均が、いきなり10倍くらいのスキ頂いたわけです。

とはいえ、考えたところで私がかけるネタは限られているわけで、いきなり記者や芥川受賞者のようなモノなんて書けるはずもない。
ということで、今までと変わらず、今回もイタリア生活についてホソボソお届けしたいと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。

さて、今回も私的見解が盛りだくさんですが、よろしければご覧ください。

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家の種類

基本的には、通常の戸建ての家と、アパート（日本でいうマンション）に分かれると思います。
日本と大きな差はないかと思います。
広さでいうと、イタリアの方が広いです。

戸建ての家は　Casa（カーザ）
アパートは 　Appartamento（アッパルタメント）
と言います。

夫の実家は、戸建ての家。
今住んでいる家は、アパートです。
戸建ての家でも複数世帯でシェアして住んでいる家もあります。

イタリアでは、階数がある時に以下のように呼びます。
1階: Piano terra（ピアノ・テッラ）
2階: Primo piano（プリモ・ピアノ）
3階: Secondo piano（セコンド・ピアノ）・・・

Primoが１番、Secondoが２番の意味なので、日本の感覚からすると、１階ずつずれています。
エレベーター押すときによく迷います。

私の家は、１階と２階の間くらいの位置にあるのですが、piano terraの部類になると思います。

うちのアパートでは、管理人（レセプショニスト？）さんのような人が入り口にいます。
これがものすごく有難いのです！
ゴミもいつ捨ててもOKだし、AMAZONなどの荷物の受け取りもしてくれる。
イタリアは荷物の受け取りが鬼門です。荷物が受け取れなかったら次、いつくるかわかりませんから。この、荷物を受け取ってくれるのは大きい。

手紙もポストに入れてくれる。
アパート内を綺麗にしてくれる。
何か困ったことがあれば、対応してくれたりします。

色んな意味で、すごく助かっています。

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我が家近隣について

うちは角部屋なのですが、
１）お隣さん、２）お向かいさん、３）上の部屋４）下の部屋　
がそれぞれご近所です。

１）お隣さんお隣は静かなおじいちゃん。我が家のリフォーム工事の時にウルサイと怒っていたようですが、今は本当に静か〜に暮らしているようです。
２）お向かい＆４）下の部屋はメイクやファッションの専門学校になっています。
お向かいの学校は、時間になるとベルが鳴ります。ロックダウン中でも鳴ってました。消さないんだな・・・。
アパートの中にスタジオやオフィス等が入っていることもよくあります。

うちの家の前には、住宅全員のポストがあり、階段とエレベーターも近く、人が行き交う場所に位置されています。
（イタリアのアパートは、各家のポストはアパート内にあることがほとんどです。）

ここで何が起こるかというと、、、
若干賑やかすぎるという難点。

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イタリアあるある住宅事情＆問題

日本で住んでいた方が、出会う可能性が高いであろう問題。
おそらく第一位は、騒音問題なのではないでしょうか。

郊外や街から外れた場所ですと、この問題は少ないと思いますが、街に住むと大体セットでこの問題と出会います。
その一部を紹介したいと思います。

１）イタリアの住宅は基本古いことが多い。

イタリアは住宅規制が多く、なかなか建て替えなどができないのです。
なので、古い住宅に修理しながら住む事になるケースも多いです。
家具付き、家具なし、色々タイプがあります。

建物が古いので、壁も薄めなことが多い。
隙間が多いので音が漏れやすいです。
ただ、外観は古くても中はリフォームされていて綺麗だったりします。

２）イタリア人は話声が大きい。

世間話も好きな人たちです。
先ほども言いましたが、我が家はみんなの通り道にあります。
概ねポストやエレベーター付近で、「CIAO~!」と世間話が始まるのです。
まあ、コミュニケーションはいいんですけど・・・。たまにうるさいです。
今はもう慣れましたが、最初はびっくりしました。

夫がたまに、アパート内の情報を仕入れているのですが、その情報源は廊下から聞こえてくる世間話だそう。

３）道路沿いだと、車などの騒音が・・・。

我が家は道路沿いにあるので、車の音がうるさいです。
スポーツカーや救急車などが通ると、話し声がかき消されます。
そして、バス停が家の前にあるので、バス待ちの人たちの話し声がよく聞こえます。
電話とか大声でしてたり、たまに喧嘩してたり。

コロナでよかったことの一つは、夜道が静かになったこと。
前は夜も車の音がうるさくて寝れませんでした。

住み始めた当初、あまりにもうるさいということで、雨戸（シャッター）上にある収納スペースが空洞になっているので、そこにクッションを詰めて防音してもらいました。

↓業者さんが、この上の四角いところをパカっと開けて、クッションを詰めてくれました。

ちょっと原始的方法ですが、案外これで静かになりました。
弱防音、という感じです。

今は慣れたのか、弱防音のおかげか、多少うるさくても、ぐーぐー寝れます。
人体の不思議。

あとは、窓の締まりが悪く、たまに虫が侵入してきます。
これはウチだけかしら・・・。笑

４）生活騒音

生活騒音問題については、運です。
どんなご近所さんが住んでいるかによります。
生活騒音をあまり出さないよう、気をつけている家も沢山あると思いますが、そうでない家もあります。

我が家の場合、お隣さんは問題ないのですが、上の階がかなり賑やかです。
子供がいるので仕方ないのですが、子供の走る音、何かを落とす物音、引きずる物音、朝からギターで歌う声、ダンスしている様子など。
ハッピーバスデーの歌で、誕生日まで知ることができます（この辺りは微笑ましく感じますが）。

ついてない住人に当たると、毎日喧嘩している声が聞こえるということもあるらしいです。ウチはまだマシな方だと思います。

あとは、工事している音もガタガタめっちゃうるさいです。
いきなり、朝8時頃から始まった時にはびっくりしました。
ちなみに、本日も工事してました。

ちょっとした工事なら何の連絡もなしに行われることも日常茶飯事であります。大掛かりなモノでも、手書きの紙がちょっと貼ってあったりとか、その程度です。
ここは、大きな心を持って対応ですね。

５）洗濯物や水が上から降ってくる

地域によりますが、イタリアでは外観保持のため、外に洗濯物を干すことができない場所が多くあります。
我が家のエリアもそうです。
しかし、家の裏側に物干しできる場所を作り、こっそり干すこともあります。
そして、上の階のものがうちの方まで来ていることがよくあります。
旗のようにシーツがぶら下がっている事もあります。

洗濯物の水や、植物に上げている水が頭上から降ってくることもあります。
要注意です。

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騒音と暮らすとある程度は慣れる

最初の頃は、すご〜〜くうるさく感じたモノです。
夫の実家は一軒家で、閑静な住宅街にあるので、最初は夫も「非常識だと」騒音にイラついていました。

日本からイタリアに来くると最初は騒音が気になるかもしれませんが、ある程度したら慣れます。

いいところも

見返してみると、イタリアの住居はいいところないじゃんか？と思ってしまったので、そんな事もないですよ、という事もお伝えしておきます。

１.逆にこちらも、このくらいの騒音なら大丈夫かな、と思えるようにもなりました。

イタリアでは、日本のように周りの人たちに対して神経すり減らさなくても問題ない、という利点もあります。

日本は、静かに暮らすように心掛けているんだな〜と感する次第です。
ガタガタ物音がしないように心がけてますものね。
これも、他人への気配りですね。
素晴らしいです。

　
2.　優しい人たち。温かい気持ちになることも。

同じアパートの人たちは、みんな挨拶してくれるし、ドア開けてくれたり、手伝ってくれたり、感じのいい人たちばかりなんです。

昔から住んでいる人もいて、夫のおばあちゃんと友達だったのよ〜言っていた方もいました。
お年寄りの人に対して、ちゃんと手伝ったりしているのをみると、イタリアの親切文化を感じます。
助け合うのが根付いているんだなと、温かい気持ちになります。

夫の実家のご近所さんも会うと必ず挨拶してくれる。
この、「挨拶してくれる」っていう単純な事だけでも、人って嬉しくなるんだなと思いました。

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こんな感じで、今回は住宅事情についてでした。

Ci vediamo!

タケディーナ