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ちょっと感激した、日本の家電製品。

こんにちは、タケディーナです。

みなさんお元気でしょうか。
イタリアは先日サマータイムも終わり、日本との時差は7時間となりました。

さて、今回は夫が感激した日本の家電製品について。
イタリアでは見かけない日本っぽい家電製品のお話です。

湯沸かし保温ポット

日本に来日した際に、私の祖母の家に行きました。
祖母は典型的な田舎のおばあちゃんです。
北の方なので少々寒く、コタツがついていました。
初コタツに喜ぶ夫はルンルンでコタツに座りました。
コタツについても感激していた夫ですが、その後、予想していなかった家電製品に出会います。
ちょっと落ち着いたあと、祖母がいつものようにお茶を出そうと、湯沸かし保温ポットを持ってきました。

すると夫の目が漫画のように大きく開き、キラキラさせていました。
「この機械は何!?かつて見たことがない!」
と聞いてきました。
お湯を沸かして、保温しておくんだよ、と説明しました。
「へ〜便利なんだね、ものすごく日本っぽいな〜」と、ワクワクした様子で感心してました。

私には、家庭によくある家電製品だったのでちょっと意外でした。
確かにイタリアでは、ケトルなどの湯沸かし器、保温ポットはありますが
湯沸かしと保温が一体型になっている、湯沸かし保温ポットはないかもしれないです。
考えてみると、日本の生活習慣に合わせて作ってあるのかも、と思いました。
日本ではお茶、コーヒー、カップラーメン、お茶漬け、その他でもよくお湯は使いますもんね。
非常に便利な品です。
よく知りませんが、日本以外にもお湯をよく使うアジア等では使われてるのかもしれないですね。
現在、我が家ではケトルを使っていますが、ボタンをピッと押すだけですぐにお湯が出てくる便利な湯沸かし保温ポットは、未だに恋しくなります。

炊飯器

イタリアに住むとなったら炊飯器は絶対欲しい思っていたので、日本でもイタリアのネットでもチェックしていました。
夫は、海外で安く買える蓋付の炊飯器でもいいんじゃない?そんなに変わらないよ、と最初は言ってました。
私はすでに、その海外でよく使われてるものを使ったことがありましたが、やっぱり違うんです。お米の仕上がりが。

結果的にイタリアの電圧に合う
象印の炊飯器(海外対応版)を買うことにしました。

普段、そんなに頑ななことを言わない私が、譲らなかった日本の炊飯器。
夫は、なぜそこまで炊飯器にこだわるのかわからない様子でした。
なぜそこまで日本人にとってご飯が、そして炊飯器が重要なのか・・・

お米へのこだわり。それは、文化ですよね。
私に流れる血が、お米は重要と言っているんです。
イタリアでパスタやピザが重要なように、日本人には米が重要なんです。
(私が米愛があるだけかもしれませんが・・・)

そんなこんなで、ネットで買った象印の炊飯器。
いざ使ってみると、その便利さに感激する夫です。
今や、象印様様です。
「今日は、象印にする?」という会話がよく行われます。
(我が家では、炊飯器を使うことを総称して「象印」と呼んでいます)
炊き込みご飯も簡単にできる。
ボタン押して、あとは待つだけ。
出来上がりの音楽の後、蓋を開けると、そこには美味しいご飯が用意されているのです。
そしてタイマー、スチーム機能、保温機能もついている。
小さい体で、多機能で優秀な炊飯器。

「使ってみて、分かったよ。日本の炊飯器がどれだけ優れているのかが・・・。」
と夫が言いました。
そのとき、なぜだか少しだけ誇り高い気分になりました。

あとは日本のお米があれば最高なんですが、残念ながら手に入れるのは難しいです。
丹精を込めて作られた日本の繊細で美しいお米が恋しいです。
炊き上がりの、あの輝き。
日本米だからこそ出せる輝きですよね。

余談:お米について

イタリアにも、イタリアで作った日本品種のお米がいくつか売っています。
ただ、アジアンスーパーに行かないと買えません。
普通のスーパーでは、たぶん売ってません。
直接農家に買いに行っている日本人の人もいます。
でも、品種は日本のもので美味しいのですが、やっぱりちょっと違うんですよね。こればっかりは仕方ないです。

白いご飯だけで美味しく食べられるように創意工夫の熟された日本のお米。
日本のお米農家さんが、どれだけ丹精込めて美味しく作ってくれているのでしょうか。

イタリアも、リゾットがあるのでいろんな種類のお米があります。
イタリアのお米を試した結果、一般的、かつ、日本米に一番近そうなお米は、今のところ ORIGINARIO(オリジナーリオ)というもの。
我が家では、これを炊飯器で炊いて食べています。
普通に美味しいです。

ちなみにイタリアでは、白いご飯を食べるときは、茹でます。
炊くのではなく、茹でます。
お米の種類によりますが、15分くらい。
(リゾットは、水で洗わず、そのままフライパンで料理します。)

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イタリアでは風邪を引いたときは、白ごはんを食べるらしいです。
風邪ひいた〜となると、「白ごはん食べて、しっかり休むのよ!」とマンマに言われるようです。


今回は家電製品についてでしたが、
ご飯についてちょっと熱くなってしまいました。
つい、お米愛が少しばかり溢れてしまいました。


最近、ヨーロッパは新型コロナが再び猛威をふるっています。
私は今のところ元気に過ごしています。
みなさんもお元気でお過ごしくださいね。

それではまた次回お会いしましょう。

タケディーナ拝



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