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イタリアで見かける車たち

こんにちは、タケディーナです。
みなさんお元気でしょうか。

今回は、イタリアの車について書きたいと思います。
ご存知の方も多いかと思いますが
イタリアでは日本とは反対の左ハンドル、右側走行です。

イタリアの車は基本マニュアルギア仕様

これは、最初にイタリアに来た時に、あれ!って思ったことです。
日本ではほとんどAT(オートマ)車ですよね。ちなみにタケディーナはAT限定免許取得者です。
海外でも同様にAT化していると思い込んでました。

でも、イタリアでは、マニュアルが主流なんです!
夫曰く、99%マニュアルだと言ってました。※本当に99%かは分かりません
AT車に乗るのはハイブリットカーに乗っている人か、マニュアルを運転できない事情がある人たち。例えば、ハンディキャップがある、高齢者の方など。とのことです。
今はエコカーなども増えて、ハイブリットカーはATですが、そういった車以外は全てマニュアルです。

何でマニュアルなの?ATの方が簡単で楽じゃない?って聞いたところ、
「え?なんでって、それは、マニュアルがベストだからだよ。」
と回答なようで、回答でない答えが返ってきました。

現時点では、マニュアル仕様のイタリアでタケディーナは運転できませぬ。
イタリアでの運転は怖いので運転できなくて、今のところ問題ありません。
にしても、車社会なので、いつかは運転できるようにならないといけないと思っています。

イタリアの車で使うガスは2種類ある

日本では通常、ガソリンしか使わないと思うのですが、
イタリアでは、ガソリン(benzina)とMETANO(メタノ)というメタンガスを併用して使える車があります。

メタンガスは天然ガスの一種で、ガソリンよりも安く、ガソリン車などと比べて二酸化炭素排出量が低いので環境にも優しいとのこと。
調べてみると車のメタンガス使用率はヨーロッパの中で、イタリアが一番普及しているそうです。
(政策減税があったりするらしいですがこの辺りはよくわかりません)

イタリア内を初めて一緒に旅行したとき、夫が「メタノ、メタノ」と言いながらガソリンスタンドを探していて、「そこにあるガソリンスタンドじゃダメなの?」って聞いたら、「違うんだ!メタノじゃないから!」と言われて、最初は何のことかわかりませんでした。

そう、ガソリンスタンドとメタノのガススタンドは別々にあることがほとんどなんです。ガソリンスタンドでガスを入れて、ちょっと先で今度はメタノをいれるという感じです。

イタリアの人達が乗ってる車、年季の入った車もある

日本では、ちゃんと洗車して、凹みがあったら直して、
ピカピカな車に乗っている方が多いですよね。

イタリアは、高級車!スポーツカー!!
フェラーリ!ランボルギーニ!
をイメージされる方もいるかもしれません。現実には、そんな高級車に乗っているのは、ほんの一握りです。
もちろん街中でも見かける事もあります。そんな車たちはかっこいい音をブイブイ鳴らしながら走っています。

しかし、普通に皆さんが乗っている車は、そこそこ年季の入った車が多い気がします。買い替えず、修理しながら使っている感じでしょうか。
最近はエコカーなども増えているので、新しい車も見かけます。
たまに、ミニミニサイズ(2人乗り?)の電気自動車を見かける事もあります。

イタリアでも、日本車をよく見かけます。
トヨタ、日産、マツダ、スズキ、ホンダ、スバルなどなど。
イタリア産の車もよく見かけますが、日本車も結構人気なようです。
特にハイブリット系を見かけるとやぱり日本車です。
バイクも日本のバイクは有名です。

以前、日本を旅行してたとき、夫は日本の軽自動車を見て、
「何あのちっさい車!いいな!可愛い!あれ絶対イタリアで人気になると思う!」
と言って、大変気に入ってました。
イタリアでは、駐車スペースが小さいので、小さい車は便利みたいです。
(イタリアにも小さい車はあります)

タケディーナはイタリアのFIATもコロンとしてて可愛くて好きです。

小さいこと気にしない? 壊れている車を見かけることも

イタリアでは壊れている車を見かける気がします。
日本より見かけるので、そう思うのかもしれません。

見ていて何となく感じるのは多少の凹みは直さないと思います。
人にもよるかと思いますが、走行に支障のない程度なら、問題なしな感じですかね。小さいことは気にしないのかもしれません。
凹みはもちろんの事、部品が外れてる、ライトが壊れてる、バンパー外れてる、ガムテープで補強、という事もあります。

駐車のタイミングで前の車にぶつけちゃってる瞬間を目撃した事もあります。イタリアの駐車スペースは道路脇にあることが多く、狭いのでぶつける確率が高くなるのかもしれません。
狭いスペースに、みんなキュッと止めるんです。

以前、ドア(窓でなくて、助手席のドア)が壊れたようで、ビニールテープでびっちりカバーして走行している車を見た事もあります。
(あれは防犯上でも、車の状態としても直さないといけないと思いますが・・・)

泥などを纏ってっている車は普通

これは、ピカピカではないという事ですね。

走っている車を見ると、泥などを纏っている車は結構あります。
もちろん、洗車する場所もありますよ。

うちの車も、同じくよく泥を纏っています。
ある日、雨が降った次の日に夫が言った言葉があります。
「ねえ!見て!車! 雨降ったからメッチャ綺麗になってるよ〜! 汚いから洗わなくちゃと思ってたんだよね〜〜」
とルンルンしながら嬉しそうに言ってっていました。
見かけ綺麗になっているようには見えるけど、雨で本当に綺麗になったわけじゃないんだよ?むしろ雨でも汚れる、、と言ったところ、そうだけど前よりはマシ!と。
雨で洗うという感覚は私にはなかったので、なんともポジティブな印象を受けました。

盗難には気をつける

車はピカピカではない、ちょっと凹んでる事もある、というような話を取り上げましたが、綺麗な車は盗難に遭いやすい事もある、というのも理由の一つにあると思います。(もちろん、古い車も盗難に遭います。)

車丸ごとではなく、部品の盗難が結構あります。
タイヤ、車内の荷物、ミラーなど。
前に、タイヤ4本とも盗まれている可哀想な車を見かけたことあります。
(これには夫も、こんなのは今まで見たことない!と言っていました。)

うちの夫も、謎にミラーを盗まれたことがあります。
朝仕事に出かけてから電話がかかってきて
「聞いて!ミラー盗まれた〜、よく使う左側!でも時間ないからこのまま行く!チャオ!」
と報告があり、そのまま出かけて行きました。
警察に捕まる事もなく、事故もなく無事に帰ってこれたのでよかったですが、誰があんなちっさいミラーいるんだろうか・・・と疑問が湧くばかりです。

夫が帰ってきてから、なんで盗むのかな〜?ミラーなかったら困るじゃん?って聞いたところ
「理解出来ないやつが世の中にはいるんだ。だから理解はできないけど、だぶん、売ったりするんだよ。」って言ってました。
え、売れるの?? って新たな疑問が湧くばかりでした。

荷物を車に置きっぱなしにしておくのも危険です。
だからみんな車に取られたくないものは置いておきません。
少しの間で見えないように隠していきます。小さいものなら椅子の下とか。
長時間の場合は、後ろのトランクも置かないようにしています。
海外で車を利用する際には気をつけてください。

車で走る道路はボコボコな事も

日本は多くの道がちゃんと舗装されていますよね。
本当に走りやすい美しい道路だと思います。

近所には結構ボコボコなところもあります。歩道も場所によってはボコボコです。
道路の一部だけアスファルトが剥がれちゃっているなんてこと、結構あります。
見ていて予測されるのは、剥がれたところに、ちょっとアスファルトを足して穴埋め。そしてまた別のところが剥がれて、また穴埋め。というぐあい。
事が重なっていくうちに平坦な道がなくなってくのかもしれません。
イタリアは車、ビュンビュン走りますからね、工事も難しいのかもしれませんね。
車に乗ってて、穴にハマって ”ボン!” って揺れることなんて、あるある話です。気をつけないといけませんね。
高速道路とかは、もちろん綺麗ですよ。

そして、一般道路では日本みたいに丁寧に ”ここは危険です!” みたいな親切な誘導はあまりありません。
張り紙、ポールとテープが置いてあるが、風が吹いたら今にも飛んでいきそうな状況な事もしばしばです。
(高速道路やトンネルのようなところはちゃんとしてありました)
場所によっては直すのにも時間がかかり、私が来た頃からある舗装途中の場所はまだそのまま。かれこれ、数ヶ月放置されています。
この辺りは大変おおらかです。
タケディーナも郷に入ればなんとやらで、いつか直るだろうと思って過ごしてます。

しかし、ロックダウン明けに車で出掛けたとき、心なしか道路が舗装されていたような気がします。

イタリアの道路がどうのというより、日本の道路がちゃんとしているのかもしれません。
日本は道路に限らず、いろんなものが美しいです。

イタリアもちゃんと舗装されている綺麗な道路がほとんどですから、安心してください。
素敵なところ、沢山ありますから!


さて今回は、イタリアの車事情についてでした。

それでは、また次回お会いしましょう。

タケディーナ拝

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