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イタリアのクリスマスは「プレゼーぺ(プレゼーピオ)」

こんにちは、タケディーナです。

イタリアのクリスマスは、どんな感じを想像しますか?
ツリーでしょうか?
実はイタリアのクリスマスは、ツリーよりも

「プレゼーぺ(プレゼーピオ)」なんです。

イメージ図としては、こんな感じです。

夫の実家の様子。

プレゼーぺについてみてみましょう。

プレゼーぺ(プレゼーピオ)とは

一言で言えば、イエスキリスト誕生のシーンを再現した箱庭みたいなもので、ジオラマみたいな感じです。

プレゼーペとはもともと馬小屋という意味で、イエスが馬小屋で生まれた姿を再現する模型も、後にプレゼーペと呼ばれるようになったそうです。
プレゼーペの起源は、13世紀にまでさかのぼり、聖フランチェスコが最初のプレゼペを設置したようです。
聖フランチェスコは、アッシジの記事をご参照ください:

お母さんのマリア、お父さんのヨセフ、天使、羊飼いたち、羊、牛、ロバなどの動物たち、東方の三博士たちも登場したりします。
現存する最古のプレゼーペは、ローマのサンタ・マリア・マジョーレ大聖堂に残っているもので、13世紀後半の作と言われているようです。

飾り付けは各家庭によって違うのです。
これが、イタリアらしいクリスマスの醍醐味です。
お互いの家のプレゼーぺを見せあったりすることもあるみたいです。

25日までプレゼーぺに足りないもの

25日まではプレゼーぺに足りないものがあります。
25日にプレゼーぺの中央に何かを足すのです。
何だと思いますか?(急にクイズ形式です)

1) マリア様の人形を飾る
2)イエスキリストの人形を飾る
3)その家の一番大切なものを飾る
4)家族写真を飾る
5) サンフランチェスコの人形を飾る







それでは、答えです!
準備はいいですか!?









答えは
2)イエスキリストの人形を飾る

24日まで中央の藁の上のベッドは空になっていて、
12月25日0時ちょうどに赤ちゃんのイエスキリストの人形を寝かせて、キリストの誕生を祝います。

これがビックイベントの一つとも言えると思います。

伝統的にはツリーやプレゼーペなどのクリスマスの飾りは12月8日の御宿りの日に飾られ、1月6日のエピファニーの日まで飾られています。
(11月に、ミニツリーを出そうとしたら夫に、「まだだよ〜!」と言われました。12月に飾ったので、12月ならいいというイメージなのかも?)
街中のイルミネーションは11月から始まってます。

イタリアでは、
クリスマスからニューイヤーまで
クリスマス気分です!

日本のような12/25まではクリスマスでシャンシャン♪🎄🎅🎁
12/26から日本の和、ぽん・ぽろろろろろろん🎍
みたいな忙しさはありません。

日本の和の感じが恋しい、今日この頃です。

イタリアでは、イブの12/24よりも
12/25,26がクリスマスでという雰囲気です。
12/25に祝って、12/26ゆっくり過ごす感じですかね。
25,26日が祝日になります。

イルミネーション

そして、クリスマスのイルミネーションも結構シンプルな感じが多いです。
言ってみれば、ちょっと飾るくらい。
私はギラギラしすぎてなくて、落ち着いてて好きですけどね。
しかも、基本は使い回しが多いと思います。
ミラノのツリーなどの大きい場所は違うみたいですけど。

去年の写真を少しみてみたいと思います。
※今年の様子は後ほどリンク貼りますのでそちらの記事をご覧ください。

山の上のレストラン。
よーく見ると可愛く飾り付けしてあるのを
お気づきでしょうか。

近所のイルミネーション。
このボンボンたちが飾ってあります。
私の街は結構大きめな街で
ここはセンター街に近いところです。
感じていただけますか?
このシンプルさ。

去年のミラノを見てみましょう。
さすがメインシティですね。
大きいツリーが飾ってあります。

ガレリアの中に入ると
ゴージャスツリーがありました。
スワロフスキーですよ。
この辺り、さすがはイタリア。
でも、もしかしたら、このツリー達、
イタリアで一番ゴージャスだったりするかも、と
思ったりもします。

今年のミラノの様子はこちらの記事をご覧ください。

それでは、またお会いしましょう。

タケディーナ拝

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