見出し画像

だいすきな着物日和 其の壱

2016年に新内節のお稽古が始まり、同10月に兄弟子企画の向島料亭「千代田」での初披露目のために兄弟子に着物をお借りするために試着をした時に帯の締め具合に[チョ〜快感〜]を覚え着物にハマってしまった。

私の祖母は日舞の師範をされてたため、幼少時から着物を見ることは多かったが私は日舞を習うことはなかったので、着物に触れることはないまま40歳を過ぎてしまった。そんなある日、デザイナーの先輩が宴席で時々口にする都都逸などに耳を奪われ興味を示したところ、新内節の家元である鶴賀須磨寿々お師匠様をご紹介いただいた。私の中ではカルチャーセンターに連れて行かれるものと想像していたので師匠のお宅に付き、軽く唄い「じゃまた来月ね」と言われた時は「えええええ?」って思ったのは言うまでもない。とは言え今も続いているのは、この新内節は私にとって心地いい世界なんだろう。

試着をした際に「着物いいじゃん!」って思い、いざ自分用に着物を買おう!と中古着物を販売してる「たんす屋」へ。新内節のお稽古の前にちょっと寄ったら紬のセットアップが売られていたので店長さんに「これからお稽古があるので終わったら買いに来ます」と伝えたら「かっぽれっていう江戸の舞があるんだけど今度見にこない?」ってお誘いが…この話はまた別の機会で。

その時購入した紬のセットアップは、今までジャケットを着て行く会は全てこのお着物に。嬉しかったのは着物で行くと着崩れてるところなどを直していただいたり、着物姿を褒められたり、ご褒美をいただけたり。右も左もさっぱり分からない着物初心者の私にとってはいいこと尽くし。
その上で、スーツの時はネクタイを締めなきゃならない、革靴を履かなきゃならないという制約から解放されとても過ごしやすい。こんな楽なのに着て行くと「お着物いいですね」ってめちゃ褒められる。最高です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?